第九期生

李 佰昂リ バイアン

情報科学研究科 バイオ情報工学専攻

関西学院大学 理工学部

他人と共感し,人々の思いを伝えたい.

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

自分が一番研究したいのは,人間という複雑なブラックボックスの仕組みを解析し,工学的な手段で再現することです.特に,人間の五感などの感覚と喜怒哀楽などの感情を共有・伝送することを研究したいです.情報・生物・認知科学を専攻する研究者が集まるプログラムであるHWIPで,融合研究に欠かせない知識が学べます.さらに異なる分野の研究者と交流し,他人の知識から生まれた意見と考え方が得られることで,自分の研究を良い方向に進められると期待するために,本プログラムに応募しました.

Q 自身の専門または得意分野は何?プログラムでそれをどのように発展したい?

学部時代は画像処理と運動学の研究を行いました.大学院に進学してからは人間の視覚とテレイグジスタンスについての研究を行っています.人間の視覚を解析するために,生物学の知見が不可欠です.また錯視など人に錯覚を与えるには,心理学と画像処理などの情報工学も必要です.本プログラムを通してこれらの知識をより深く理解し,異なる分野の学生との融合研究のさらなる発展を目指します.

Q 将来の夢・目標は?

人間の五感などの感覚と喜怒哀楽などの感情を共有・伝送する研究の実現が私の夢・目標です.そういう研究が達成できたら,人間により豊か・便利な環境を作成できると考えます.例えば,ロボットが感じているすべてを操縦側にいる人間にリアルタイムでフィードバックできます.あるいは,他人と喜怒哀楽などの感情を共有し,思いを伝えることにより,世界中の誤解・心のすれ違いが少なくなるではないかと考えます.

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