第九期生

王 継業オウ ケイギョウ

生命機能研究科 生命機能専攻

岡山大学 理学部

いつでも(✖️)絶好調!

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

私は今まで学んできたタンパク質構造解析の知識を用いて、細胞デザインに関する研究を行いたいです。このような深い研究を行うには、自分の専門知識だけでは足りないと思っています。本プログラムでは、生命機能領域だけでなく、情報科学、認知・脳科学などの領域を幅広く扱う点が極めて魅力的です。また、産学連携講義と企業訪問において産業界についての視点も学べる。本プログラムにおいて、実践実習で自分の考えをシェアして、異なる分野の研究者と交流することにより、意見を交換しながら、自分の知識の幅を広げることと企業インターンシップと事業化実践などの活動により、研究と企業の間の連携を深くすることを期待しています。

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

現在、私の専門はタンパク質の構造解析です。この研究目的は、タンパク質の立体構造を解析し、その周辺の水分子あるいは他のタンパク質との相互作用を解明することにより、タンパク質の役割と働き機構を解明することです。そのため、他の研究科の先生と交流することにより、今まで学んだ知識を用いて、細胞代謝経路と関わるタンパク質の機能を解明することにより、細胞デザインを改良することができると考えています。細胞デザインの改良により、更に有用性が高い細胞を作り出したいです。

Q 将来の夢・目標は?

多剤耐性細菌は免疫力が低い患者に感染すると、抗生物質が効かず治療には非常に困難です。大学院の5年間に得られた知識を用いて、緑膿菌の薬剤排出機構を解明することと緑膿菌細胞をデザインすることにより、緑膿菌の多剤耐性メカニズムを明らかにするのは私の目標です。将来、緑膿菌の多剤耐性メカニズムを解明することで、他の多剤耐性細菌の薬剤排出機構を解明し、お互いの共通性を探します。また、多剤耐性メカニズムを理解することにより、多剤耐性を抵抗する薬物と治療法を開発するチームを作り、患者さんの苦しみを減らすように研究を続けたいと考えています。

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