第十期生

小谷 尚輝こだに なおき

基礎工学研究科 システム創成専攻

大阪大学基礎工学部

クラークの三法則のように

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

私がプログラムに応募したのは,様々な分野の学生と出会うことのできる特別な機会になると思ったからです.大学院へ進学すれば,研究室や同じ研究科にいる比較的近い分野の仲間と一緒に過ごすことが多くなります.それもまた,自身の専門を深めていくうえで大切な時間です.一方で,全く異なる分野の学生と関わる機会は減ってしまいがちです.このプログラムでは,異なる分野の学生と共に学ぶことができ,それが大きな魅力であると考えます.そうした異分野の学生との交流は,自身の専門研究においても既成概念にとらわれず常にクリエイティブでいさせてくれることにつながると思います.

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

私の専門分野は,アンドロイド(人間にそっくりな外見を持つヒューマノイドロボット)の非言語表出です.私たち人間は,対面でのコミュニケーションをとるうえで多くの場合,ジェスチャーやアイコンタクトなどの非言語表出を伴います.反対に電話やテレビ会議システムを使った遠隔でのコミュニケーションでは,これらは失われてしまいがちです.私の研究では,電話やテレビ会議システムの代わりに遠隔操作アンドロイドを使用することで,その非言語情報を失わない遠隔コミュニケーションの実現を目指しています.このプログラムを通じて,そうした私の専門研究もより発展させていきたいと考えています.

Q 将来の夢・目標は?

クラークの三法則のひとつに「十分に発達した科学技術は,魔法と見分けがつかない」,というものがあります.私はロボットの研究者として,クラークの三法則で言われている魔法のような技術開発がしたいと思っています.

履修生一覧へ戻る >>