第十期生

渡邉 理翔わたなべ りょう

情報科学研究科 バイオ情報工学専攻

大阪大学

究極の共感とは何か

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

HWIPで同じく博士課程後期課程を目指す学生と知り合い,研究していくことで自分に現在ない視点を手に入れることがプログラムに入った目的です.所属研究室だけでは得られない刺激が得られるプログラムだと思います.

Q 自身の専門または得意分野は何?プログラムでそれをどのように発展したい?

現在は,人間の感覚提示,特に前庭感覚に対して電気刺激を行う研究をしています.自分の核となる興味は,個人差と共感にあります.人への共感というのは難しいものです.一つには全く同じ状況を他人と共有することもないために猶更難しいものだと考えます.そして刺激や内部状態に統制が取れたとしても,感覚器は異なるものであったり,それに対する応答にも個人差が絶対的に存在するためいくつもハードルがあります.人間と分かり合えなくとも,分かりたいという思いがあります.プログラムでもこの視点について深めていくことが出来たらと期待をしています.

Q 将来の夢・目標は?

人間のためにというのは自分にとって何か物足りないものです.自分の研究が,もちろん将来の人類にとってもですが,人間以上の知性体が現れたときにも,人間についてここまで分かっているのかと参考にされる研究を行っていきたいと考えています.

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