第十一期生

楠山 弘基くすやま ひろき

基礎工学研究科 システム創成専攻

大阪大学 基礎工学部

“おもしろい”を求めて

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

幼少期から関西で育った私は,これまでの人生の重要な分岐点では常に,どちらの方がおもしろいか,を軸に選択を行ってきました.“おもしろい”という感情は,人間の行動における強烈なモチベータとなる一方で,ある対象を真におもしろいと感じることはそう容易いものではありません.その背景にある知識・要因・過程などを理解しなければ,興味を持つ段階にすら至りません.私は,HWIPの特色である,学際融合に向けた講義・研究活動に興味を抱き,あらゆる分野の”おもしろい”を学びたいと考えて本プログラムに応募しました.

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

専門分野は,実空間と仮想空間の融合を目指すAR・MR技術で,その中でも特に,実物体の見た目を自在に変調させる,プロジェクションマッピングについて研究を行っています.視覚は人間の知覚情報の8割を占めると言われますが,これは決して完全なものではなく,偏った特性を数多く持っていることが知られています.本プログラムを通して,人間の知覚特性を生命・情報・認知の各分野から俯瞰的に眺め,理解していくことで,それを上手く組み込んで利用した,ユーザフレンドリなシステムを創造したいと考えています.

Q 将来の夢・目標は?

ユーザである人間に焦点を当て,その日常生活の在り方を一変させるような革新的システムを考案することです.またそのために必要となる,高度な専門性や多角的な視点を兼ね備えた人材となることを目指しています.

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