第六期生

東 和樹ひがし かずき

基礎工学研究科 システム創成専攻

大阪大学基礎工学部出身

融合研究の可能性

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

プログラムへの参加を希望した一番の目的は、研究について気軽に議論できる仲間を作るためです.何度か学会や勉強会に参加した際に、自分の研究を含めた様々な研究について議論する場を頂きました.そうした場で、様々なバックグラウンドを持った方々と意見を交わすことで、今まで自分に無かった観点を知ることができました.認知科学・生体科学・情報科学を専攻する学生で構成されるHWIPはそういった経験を日常的に提供してくれるという点で非常に魅力的で、HWIPに参加した今、既にその効果を実感しています.

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

学部では主にアクチュエータやセンサから構成されるロボットの制御手法について学び、研究室に所属してからは、人型ハンドを用いて、複雑なタスクを効率よく達成する方法について研究しています.人間と同じ運動学モデルのハードを作成することは可能ですが、人間のように器用に制御する方法については確立されていません.HWIPで融合研究を行い、生体科学や認知科学の観点から、人間が持つ柔軟性や脳と手の関係などを考察することによって、器用かつ頑健に制御する方法やそれを実現するハードについて研究したいと考えています.

Q 将来の夢・目標は?

ロボット研究者として、人間の機能を活用したロボットや人間の機能の補完及び拡張などの融合研究に取り組み、それらの社会実装に主体的に取り組みたいと考えています.

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