“生き物”への挑戦
Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?
ヒューマンウェアプログラムの一番の魅力は,異分野の仲間ができるということでしょう.それが,私がHWIPに応募した一番の動機でもあります.HWIPでは自分とは全く異なった視点を持つ仲間と,自分の研究について議論できる機会を多く得られます.同時に,異分野での研究について深く知る機会も得られるので,今まで自分が持っていなかった考え方を得ることが出来ました.これは非常に価値のある機会だと感じています.
Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?
学部では流体力学など機械工学の基礎を学び,現在はシステム工学の視点から昆虫の持つ適応的な制御システムについて研究しています.昆虫は少数ニューロン系でありながら,優れた適応的な能力を発揮し,生き残っています.私はこの能力の制御工学的なモデル化について研究していますが,彼らの能力は多角的に解釈することができます.そこで,HWIPメンバーの多様な視点からの解釈と融合させることにより,新しい発見を目指したいと考えています.
Q 将来の夢・目標は?
全ての生き物は,生き残るための戦略を持っていて,そこには淘汰を乗り越えた秘密が隠されています.その秘密を解き明かすことが私の夢です.