Program Activity2019.11.06履修生と企業との交流会(第2回)
「PhD-Industry Networking Day 2019」
【開催場所】ナレッジキャピタル カンファレンスルームC01-02(グランフロント大阪)

2019年11月6日(水)、フランフロント大阪・ナレッジキャピタル (カンファレンスルームC01-02)にて、大阪大学リーディングプログラム履修生と企業の方々との交流会を開催しました。本イベントは昨年度に引き続き、2回目の開催となります。

【プログラム】
13:30 オープニング
学生によるショートプレゼン & ポスターセッション
16:30 クロージング*ショートプレゼン*
13:40~14:25 工学系、人文社会系
15:00~15:55 情報系、医・生命・薬・理

 

この交流会は、本プログラムを中心としたリーディングプログラムの履修生(博士前期課程2年から博士後期課程3年まで)と産業界の方との、人材や研究シーズのマッチング、また直接的な交流を目的としたもので、産業界の方に履修生の能力や魅力、さらに融合領域の研究などをご覧いただき、リクルートに関することに限らず、共同研究、インターンシップなど産業界の方との新たなつながりを生み出す場になればと考え開催しているものです。

 

交流会には本プログラムの履修生14名のほか、超域イノベーション博士課程プログラムから4名、生体統御ネットワーク医学教育プログラムから1名、インタラクティブ物質科学カデットプログラムから2名の履修生(計21名)が参加してくれました。
今回も他リーディング履修生に参加いただき、大阪大学のリーディング全体を知っていただくため、5つのリーディングの紹介ブースを設けたこともあって、昨年よりも本学の取り組みや、各プログラムの特徴を知っていただけたのではないかと思います。

交流会では、プログラムコーディネーターより大阪大学のリーディングプログラム・大阪大学の取り組みについての説明を行った後、参加履修生による一人3分のフラッシュトーク(ショートプレゼン)と、研究等に関するポスターセッションを行いました。

 

産業界からは107名の方にご参加頂きました。昨年に引き続きご参加いただいた企業もありましたが、今回初めての企業の方も多く、研究開発部門の方や人事・採用部門の方などお立場も様々でした。業種も多岐にわたり、大企業からベンチャー企業まで規模も様々で、学生にとって視野の拡大や、プレゼンテーションスキルを磨くうえでとても貴重な機会となりました。

 

今回ご参加頂いた方々は、博士人材の採用と、これを視野に入れたインターンシップ受入れを目的とされていた方が多かったようですが、昨年に比べ、参加前から「博士課程教育(リーディング)への理解」を参加目的として下さっていた方が増えたようで、プログラムとして大変ありがたく思っています。

 

 

参加いただいた企業の方からの事後アンケートでは、「学生のレベルが判る良い機会であった」「ショートプレセンは、自分のポスターを見てほしい、足を運んでもらいたいという熱意が感じらて好印象だった」「ポスターは専門外の者でもよく分かるように工夫がされていて、非常に良かった」といった感想をいただきました。
また、「今後つながりを持ちたいと感じる学生がいた」とのご感想が多かったこと、また今回ご参加頂いた成果として「博士人材の持つ素質への理解が深まった」「博士教育(リーディングプログラム)への理解が深まった」点を挙げて頂いた方が多かったことは、本学リーディングとしても大きな意義を感じています。
また、頂いた意見の中には、「学生の参加(発表の数)に対して参加者(企業)の数が多く、ゆっくりと各学生のポスターを聞けなかった」というご感想や、「フラッシュトークとポスターセッションが会場内で同時に行われることで聞き取りづらかった」といったご意見もありました。
今回は昨年を上回る多くの方にご参加いただき、結果、会場が手狭となったことや、産業界の方に対して学生の発表数が少ないかたちとなってしまったことは、盛況であったと喜ぶ半面、今後開催する際には対策したいと考えています。

 

また、参加した履修生は、博士前期課程(修士課程)相当が9名、博士後期課程(博士課程)相当が12名で、「就職に繋がる情報を得たい」というだけでなく、それ以上に「自身の研究について産業界の方の意見がききたい」という目的をもって参加した履修生が多くいました。
事後アンケートでは、9割の学生が「参加してよかった」、「次回このような企画があれば参加したい」「他の履修生にも参加を勧めたい」と回答してくれました。個別の意見としても「役職の高い人たちも来ていて、そういう人たちと議論できたのもよかった」「様々な業種の方にプレゼンができ、いい練習になった」といった意見のほか、「あんなに多くの人と短時間に会うという機会に慣れていなかった」「一人一人とじっくり話す時間があまりないように感じた」など、個人の対応だけでなく、交流会のやり方を見直すことで改善できる提案もありました。

また今回、産業界の方と意見交換をしたことで「リーディング履修生が通常の博士課程の学生に比べてどのくらいすごいのかわかってもらえるのか、通常の博士課程の学生以上に何か求められているのか、が気になった」という意見がありました。

履修生のポテンシャルについてはアンケートでは概ね高評価を頂けたと考えていますが、今後も引き続き産業界の方には「リーディングを履修する博士人材」にご注目いただき、ご支援を賜れればと思っています。

 

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