生命現象の深い理解を目指して
Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?
充実した教育プログラムや経済援助、異分野との知的交流など、枚挙されるべき魅力は幾つもありますが、博士後期課程まで進学する志を持った院生と知り合い研鑽できることは特記に値すると思われます。周囲を見渡しても学士・修士で就職される方が大多数ですから、周りが全員Ph.D候補というのはとても刺激的で特殊な環境です。そのような場で博士前期・後期課程の5年間を過ごせることは研究者の道を歩むうえで有意義に違いありません。
Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?
現在の専門は眼球運動です。学部生の頃は自己組織化に関する非平衡物理を実験的に研究していました。また、映像解析や数理解析ソフト、シミュレーションプログラムなどは必要に際して開発してきたので、ソフトウェア技能には自信があります。本プログラムでは何かしらの生命現象の深い理解並びにその技術的応用を目指しています。不完全でもよいので、具体的な形で生命の本質を内在する機構を提案したいです。
Q 将来の夢・目標は?
生命現象をはじめとする非平衡系における秩序形成・制御メカニズムの基本法則を見つけ出し、理論を確立し、技術に応用することが大きな目標です。格段に頑健・柔軟・持続発展な省エネ技術になると思います。それがある程度できたら、宇宙開拓にでも着手してみたいです。