第四期生

都築 拓つづき たく

生命機能研究科 生命機能専攻

大阪大学 理学部生物科学科

人類が持つ創造性とは何か?それをどのようにしたら機械に実装することができるか?

Q プログラムに応募した動機およびプログラムの魅力は?

毎月金銭的な支援が得られるという点は大きな魅力の1つだ.また,履修生に他ではなかなか出会えないような,様々なバックグラウンドの面白い方々が集まっており,彼らとの議論を通じて自分の問題意識を洗練,昇華させていけるだろうと考えている.

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

記憶や学習といった情報処理を行うシステムが,その機能をどのように実現させているか,という点に興味を持っている.具体的には,細胞,生物個体,人類集団などのシステムが行う情報処理を,その中に潜む数理的な構造を抜き出した上で,人工的なシステムである機械に実装し同様(もしくはそれ以上)の機能を実現していくことで理解していく方針を取っていくことを考えている.

Q 将来の夢・目標は?

人類集団が持つ情報処理機能の産物として,最も顕著なものの一つとして,科学的知識がある.科学は,自然現象を最もシンプルに高い精度で予測するための模型を,人類全体に蓄えていく方法論だが,具体的にそれを可能にする機能が人類集団の中にどのように実装されているかという点は非常に興味深い.私の目標は,現在は多くを人間が行っている科学的発見のプロセスを機械(計算機,ロボット)で置き換え,再構成していくことでその本質を理解すること,そして科学を機械化することによって人間の認知能力,実験能力を拡張し,科学研究自体を加速させることができたらと考えている.

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