第五期生

八木 聡明やぎ さとし

基礎工学研究科 システム創成専攻

大阪大学 基礎工学部

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

ヒューマンウェアプログラムでは生物や情報,認知科学など自分の専門以外の異分野の研究者と交流する機会や学習プログラムが用意されています.今後,工場などの作業現場から人間の生活環境へとロボットの利活用の場が移り変わる上で上記の知見をロボティクスの研究者が身に着けていることは必要不可欠だと考えています.ヒューマンウェアプログラムを通して研究対象を多面的に捉える能力が培われることを期待しています.

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

私は人と関わるロボットをテーマに研究しています.日本では少子高齢化が進み労働力の代替としてロボットが挙げられています.しかし,現状ロボットが人間の生活環境に馴染むためにはロボット側の技術的な課題だけでなく,人間側がどうすれば自然にロボットを受け入れられるかも考える必要があります.前者のロボット側の技術的課題は現在研究しているテーマであり大学院の専攻で学ぶことで知見を深めることができますが,後者はヒューマンウェアプログラムを通じた複合領域の知見からでないと見えてきません.この両方向からの知見によって人間がロボットに求める要素は何なのかを知り,ロボットの機能や動作に還元できることを確信しています.

Q 将来の夢・目標は?

私はこれまでに培ったロボット製作のノウハウを最大限に活用しロボットが社会に受け入れられるための技術を確立するとともに本プログラムで取り組む融合研究や複合領域の知見で人がロボットを受け入れる方法を独創的な視点から提案してロボットに実装することで,ロボットが人間の生活に定着する社会を先導できる研究者になりたいと考えています.

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