学生アドバイザリ委員会

概要

本プログラムでは、各学生に対して、学生アドバイザリ委員会を設置する。学生ア ドバイザリ委員会は、学位審査委員会の構成を念頭に、専攻教員の他、他研究科教員 1 名、 産業界など大学外のメンバー1 名を含む数名のメンバーによって構成される。研究活動、学習、進路などについて、専門領域および融合領 域における学術的視点、ならびに、産業技術化の視点からアドバイスを行う。

目的

各学生に対し、個人的な指導・支援のメンタリング機能と、習熟度の評価・審査の機能を提供することを目的とする。本プログラムでは、3つの研究科および参画企業が協力し、分野を超えて新たな方向性をもつイノベーションを生むことで、社会の発展や新産業の創造に資するグローバルリーダーを育成することを目的としている。この目的を達成するためには、学生が自らで考えて道を切り開いていくことに加え、この行動に対して定期的に、現在をリードする複数の視点からアドバイスされることが効果的と考えられる。 これにより、学生が心置きなく新しい道に挑戦することができ、それをより有意義な方向に調整されたり、さらに具体的で新しい方向性が見えてきたりすることが期待される。なお、アドバイザからコメントおよび評価を得るためには、自身の意思、研究や活動状況などを伝える必要がある。このため、申請書などの訓練にもなる。

時期

各年次に対し、指導教員(アドバイザ1)および学内委員(アドバイザ2)との書面での指導を第一回(8 月ごろ)及び第二回(11 月ごろ)の二回実施。
また学外委員とは面会の機会を極力設ける。
・学外委員とは5~7月ごろに面会の機会を極力設けるので、これに参加するよう心がける。
・学内委員は同級生の指導教員(またはその研究室の先生)なので、ローテーションや遊びに行くときなどの機会を利用して下さい(こういった面会は義務ではありません)。また、R-QEの時にも面会の機会を設けます。

内容

■アドバイザ1,2(学内教員)からの指導<8月 メンタリング目的> <11月 評価・審査目的>

委員会の構成に関しては、目指す人材像が「分野を超えること、および多様かつ激動する現在をリードすること」から、組織としての画一的な価値観や方針ではなく、異なる分野・立場からのメンタリングおよび評価を行う委員会を設置する。各年次の第一回は、研究活動・進路・キャリア・人生についての個人的なメンタリングを主な目的とする。具体的には、メールでのやりとりおよび一部面会にて行う。第二回は、習熟度の評価・審査を主目的とする。 具体的には、学生が申請書を作成し、アドバイザがその申請書内容に対する評価、申請書 の書き方に対する評価など、記載内容に対するフィードバックを行う。なお、奇数学年(1・ 3・5年次)第二回の報告書は、Pre-QE、R-QE、最終試験の一環となる。

アドバイザ1,2(学内教員)とのコンタクト方法 → 実施詳細やメール宛先など

 

履修生毎アドバイザ(Adv1,2) 一覧 → PDF    (2023年度版)
教員毎の担当学生一覧 → PDF(2023年度版
pdfアクセスには履修生ページと同じパスワードが必要です

■アドバイザ3(産業界)からの指導<年1回の面談による指導助言>

通常年1回、6-7月頃を目途に、プログラムの参画機関の担当者との面談を実施する。ここでは、履修生の研究内容についての意見交換や、大学生活におけるメンタリング面での助言、将来視野の拡大などを目的とする。履修生自身の専門研究・融合研究の状況、先の進め方に関する相談や、大学生活(日々の活動や目標など)についての悩み、将来の進路や方向性などについて、産業界の先輩からアドバイスを頂く機会とする。
学生アドバイザリ 産業界(Adv3) 委員 一覧  → pdf(2023年度版)       ※履修生ページと同じPWで開きます

概念図

詳細内容

学生アドバイザリ委員会について

  • 各学生に対し、3人の担当アドバイザを設ける。

アドバイザ1:指導教員
アドバイザ2:他研究科教員(研究室単位での担当を依頼しています)
アドバイザ3:産業界など大学外メンバー(会社を仮想的に一人とみなします。年度ごとに同じ会社の別の人に変わるかもしれませんが、情報を共有してもらうよう依頼しています。アドバイザとなっている産業界の方であれば、複数に相談できます)

  • 各アドバイザが以下に記すメンタリング・評価・審査の三つの目的で、個人的、学術的、産業的視点からのアドバイスを行う。アドバイザ1、2については年2回メールや書面、アドバイザ3は年1回の面談と以降自由な個別コンタクト。

奇数年次にはPre-QE、R-QE、最終試験における審査を兼ねる。

※H30(2018)年度までは、アドバイザ3は1履修生に対し1企業を固定していましたが、H31(2019)年度からは、アドバイザ3となっていただく産業界の方は固定せず、自由に複数の企業の方にも相談してもらえるようにします。

※また、H30(2018)年度まで年2回実施していたメールでのやりとりはアドバイザ3には行いません。これに変えて、個別に好きなタイミングで好きな企業にコンタクトをとっていただけます。

3つの目的

A)     メンタリング

主に研究活動・進路・キャリアパス・人生相談などについてアドバイスする。
メールおよび面会形式による。

面会形式について(義務ではない)
● アドバイザ2とは、研究室ローテーション時など自由。
● アドバイザ3とは、可能な限り年に一度、面会の機会を提供する。
(面会時には自己紹介・研究紹介を兼ねた概略を1枚用意する。これは話のきっかけになるものなので、様式や使い方はその時の状況に合わせて使用してください。例えば、相談したい項目を入れてもいいです。不要の場合は使わない可能性もあると思いますが、最低限の準備を全学生でそろえたいため、これだけは要求しています。なお、目的はメンタリングであり、アドバイザには「画一的なメンタリング方法は定めませんので夫々の最適と思われる方法でお願いします」という旨をつたえています。HWとしては、面会の機会を提供するのみですので、あとは各アドバイザの枠組みの中で、各学生皆様にとって有意義になるように機会を使ってください。)

B)     習熟度の評価

各アドバイザの視点から主に研究内容や報告書の書き方などを評価する。
書類形式(A4四枚程度)による。

● 研究などの活動を記述した内容に対する、各委員の視点からの評価。
● 内容が幅広い人に伝わり、高く評価される書き方であるかの評価。

C)     審査の一環(奇数年次)

形式は「B:習熟度の評価」と同様の書類、および3年次R-QEと5年次最終試験では口頭発表等があり、これらにより審査する。

実施時期と方法

  • 第一回(8月ごろ、アドバイザ1、2と)

全学年、「A:メンタリング」を目的として実施。

  • 第二回(11月ごろ、アドバイザ1、2と)

偶数年次は「B:習熟度の評価」を目的として実施。
奇数年次は「C:審査の一環」を目的として実施。

  • 不定期

可能な限りアドバイザ3との面会の機会を提供する。以降は個別にメール等でコンタクト可。