学振特別研究員 応募関連

学振研究員申請書のサンプル

ヒューマンウェア履修生(&卒業生)やその他の方から提供してもらった申請書のサンプルです。すべて纏めてZIPファイルにしてあります(約23MB)。

注意点

複数年応募していた人は、不採用のものと採用されたものの両方が入っています。両者を比較し、どこが変更されたのかよく見てみてください(つまり、そこが採用のキーポイントとなった点のはず!)。
もちろんですが、ここにアップロードしてあるファイルは内部のみでの公開という条件で提供してもらったものです。許可なく他人とシェアすることは控えてください。
以下のZipファイルのパスワードは全て”jspsfellowship2018hwip”です。

学振申請書類テンプレート

科研費.comからそこそこの学振申請書が書けるテンプレートをまとめたもの(現在は公開停止)

 



学振研究員申請の評価書サンプル

ここにアップロードしてあるものは評価書の最終版ではなく、草稿のものです。なので、あくまでこういう風な内容が書かれてある、という参考にしてください。随時更新予定。パスワードは上と同じです。

 



申請書を書く上での一般的な注意点

まずはじめに・全体的なこと

  • ここでは研究内容は見てないので、研究内容についての改善点は研究室の先輩、指導教官に聞いてください。
  • 申請書の基本は、書かれている注意書きに忠実に書くこと!です。審査員はその注意書きに従って採点するので。
  • 図をなるべくたくさん入れよう。概念図とかフローチャートとか、審査員の理解を早めるための工夫を入れると印象が良くなります(審査員は忙しい!)。
  • でも一番大事なのは研究業績です。これがたくさんあるに越したことはありません。なので何よりも研究を頑張ること!

2.【現在までの研究状況】

-「研究の背景、問題点、解決方策、研究目的、研究方法、特色と独創的な点」、それぞれを章立てて書くこと(ウェブにアップした採択された過去の申請書をチェック)。なぜなら審査する人はそれらに沿って審査するから。そしてそれぞれの各章の中に黒背景で書いた内容を入れると良い。

  • 申請書を書く上での基本は、小さいフォントで書かれている指示に忠実に書くこと!なのでそこを熟読して、何を求められているのかを汲み取ろう。
  • 申請書は白黒で提出されるので、赤文字にした部分が白黒印刷してちゃんと見えるかチェック。その他のハイライトの方法として、太字、下線などを使ってみよう。

3.【これからの研究計画】

(1) 研究の背景

  • 上と同様、「これからの研究計画の背景、問題点、解決すべき点、着想に至った経緯」についてそれぞれ章立てして書く。

(2) 研究目的・内容

  • 上と同様、申請書の注意書きに忠実に。「研究目的、研究方法、研究内容」、「どのような計画で、何を、どこまで明らかにしようとするのか」、「所属研究室の研究との関連」、「異なった研究機関においての研究の予定」(もしあれば)、について章立て書く。
  • ここにも図があればもっと良い。審査員が一発でなにをやろうとしているのかがわかるような概念図、フローチャート、などを入れてみる。通った人がどんな図をどんなふうに入れているのかをチェックすること。
  • 「もし研究がうまく進まなかった場合どうするか?」とかを入れてみるのもあり(実験計画をちゃんと具体的に考えているように見えるので)

(3) 研究の特色・独創的な点

  • 上同様、以下の点を章立てして書くこと。
    ① これまでの先行研究等があれば、それらと比較して、本研究の特色、着眼点、独創的な点
    ② 国内外の関連する研究の中での当該研究の位置づけ、意義
    ③ 本研究が完成したとき予想されるインパクト及び将来の見通し

(4) 年次計画

  • ここでは「どこまで具体的に研究計画を考えているか?」をアピールしたいので、できるだけ具体的に計画を書けると良い。具体的な数字など。必要に応じてガントチャート とか入れてみるのもあり。

4.【研究成果等】

  • 「(1)学術雑誌等(紀要・論文集等も含む)に発表した論文、著書」とかはすべて太字にして、各項目がどこにあるかすぐに分かるようにする。ここ以外の部分でも同様だが、申請書全体を俯瞰して、注意書きに書かれている項目がどこに書かれているのか一発で分かるようにレイアウトを考えること。
  • HWのワークショップなどでのポスター発表があればとりあえず入れておこう。ちゃんとした学会発表かどうかは審査員が判断するので、入れてみて考慮してくれたらラッキー、ぐらいの気持ちで。とりあえず研究業績は膨らませて書こう。
  • 「(6)その他(受賞歴等)」にはもし獲得した融合研究があれば書いてみても良いと思う。自分が計画、申請して獲得した予算なので。研究タイトル、共同申請者、予算額、助成団体(大阪大学未来戦略機構)など具体的に。

5.【研究者を志望する動機、目指す研究者像、自己の長所等】

  • 「研究者を志望する動機、目指す研究者像、自己の長所、特に重要と思われる事項」を章立てして書く。で、その中に学業成績,受賞歴,などを書く。