本イベントは終了しました。ご参加いただきありがとうございました。
大阪・関西万博「いのちの未来」パビリオンプロデューサーである石黒先生から直接お話を聞ける貴重な講演の機会に、 多くの方々に足を運んで頂きホールは満員となりました。 講演は”今大阪で万博を開催することの意義は何か?”という問いに答えるところから始まり、 50年後の未来について考えることの意味や、 仮説立てた未来の形をパビリオンとして表現するために必要な要素、 建物の構造やデザインの意図など、 パビリオンの完成に至るまで一貫して主張し続けた設計思想について語って頂きました。 また、石黒先生はパビリオンの細部を形作っていた未来プロダクトの存在や、パビリオンで展開されていたストーリーにも触れられ、 参加者にとっては「いのちの未来」パビリオンを来館した時のことが思い起こされるとともに、 再度未来に思いを馳せるような講演となりました。
グループワークでは、ヒューマンウェアの理念と、 大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を掛け合わせた、 「ヒトのカラダのイノベーション」をテーマに「人間にあったら嬉しい機能」について、 28名の参加者の皆さんに議論&考えを発表していただきました。 参加者は高校生から50歳以上までと幅広く、 チームのほとんどのメンバーが初対面という状況下でしたが、 多くの参加者が非常に楽しそうに、 「こういう機能があったら便利だよね!」、「今はこれが手間だよね。」という議論をされている様子や、 1枚の模造紙にチーム全員で絵を描かれている様子からはとても「発想の楽しさと自由さ」を感じました。
本パネルディスカッションでは、4名の登壇者とともに「自身の研究や作品をどのように人々に届けるか?」をテーマに議論しました。 1時間があっという間に感じられるほど、登壇者それぞれの想いや夢に触れる濃密な時間となり、会場は終始あたたかな熱気に包まれました。 登壇者との対話を通して見えてきたのは、「好き」「叶えたい」という強い気持ちでした。 その情熱こそが、人を惹きつけ、研究や表現を社会へとつなげていく原動力になっているのではないかと感じました。 また本セッションでは、アラワスの関さんにグラフィックレコーディングをしていただきました。 リアルタイムで描かれた1枚目の作品には議論の内容が色鮮やかに表現され、2枚目には登壇者の皆さんがそれぞれのメッセージを書き込んでくださいました。 その言葉の一つひとつには、未来への希望と新しい表現への意欲が込められていました。 研究と表現が交わることで生まれる新しい可能性を感じる、心に残るセッションとなりました。
グラフィックレコーディング(クリックで拡大)
ポスターセッションでは、ヒューマンウェア履修生のグループによる融合研究と、 シンポジウムの運営メンバーによる専門研究の研究内容/研究計画をポスターで発表しました。 様々な属性(高校生・文系学部学生・他履修生など)の方に自身の研究を伝える、 アウトリーチの実践を行うよい機会となりました。 各々の研究分野では当たり前に思われる研究の動機や評価方法、今後の展望などについてもその分野を離れると一般的ではないことや、 誤りなく、しかしわかりやすく伝えることの難しさを肌でも感じていたように思います。 また、どのグループに対しても研究の内容に関する質問や提案などをたくさんいただき、 各々の研究をブラッシュアップすることが出来たと思います。 ご参加いただきありがとうございました。
本シンポジウムは以下の目的で開催されます。
大阪大学「ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム」および「ヒューマンウェアイノベーション学位プログラム」(HWIP) の研究理念や活動成果を広く発信するアウトリーチ活動(広報活動)の一環として実施します。 「ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム」の2年次履修生を中心に運営しています。
ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム(募集終了) ヒューマンウェアイノベーション学位プログラム本シンポジウムでは、各プログラムを通して、専門分野の壁を越えて社会に新たな価値を投げかける「越境者」たちの思想と実践に迫ります。 アカデミアの枠組みを拡張し、社会を動かす「知」の新たな役割を探求します。
プログラム現時点でのプログラムの内容です。詳細は確定次第追記いたします。
※事情により変更となる可能性があります。ご了承ください。
大阪大学 基礎工学研究科 教授
インフルエンサー・信州大学工学部准教授
音楽家&数学研究者、(株)steAm代表
NEC データサイエンティスト
大阪大学大学院 基礎工学研究科
本シンポジウムは情報科学研究科、基礎工学研究科、生命機能研究科の3研究科から集まった、
様々なバックグラウンドを持つ「ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム」履修生により運営されています。
大阪大学 豊中キャンパス 基礎工学国際棟にて開催いたします。
お問い合わせはメール(hw-sympo2025@humanware.osaka-u.ac.jp)にてお願いいたします。
※ 状況により返信までにお時間をいただく場合もございます。
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