Author Archives: hwip_admin_staff

【令和3年度(2021年度) 九期生選抜試験】書類選考結果を発表しました。

令和元年度「ヒューマンウェアイノベーション創出論」 (一年次必須講義/一般特別講演) 開講

一年次必須講義でもある「ヒューマンウェアイノベーション創出論」が開講します。
各界の第一人者としてイノベーションを起こしてきた著名な先生方全8名を講師に招き、一方的な講義ではなく双方向性の高い講義を予定しています。
履修生以外の方もご参加可能な一般講演です。履修生以外で参加を希望される方は、事務局まで事前にご連絡ください。

ヒューマンウェア セミナー合宿2019 ~修了生も大勢参加~

第7期生を迎え、ヒューマンウェアの運営体制も新しくなって落ち着いた7月、3連休の7月13~15日(2泊3日)にてセミナー合宿を行いました。これは1年次の必須科目である「ヒューマンウェアセミナー」の一部でもあります。

合宿のメインの目的は、ヒューマンウェアの新入生から上級生や教員、そして修了生までが繋がること、さらにその多種多様な分野と哲学を持つ人達との議論により斎同熟議を行うことができる能力をはじめとして、グローバルリーダーとして必要な様々な能力の基礎を獲得すること、そして履修生が修了後、さらにはその数十年後といったビジョンを構築するための基盤を得ること、などです。さらに、個々の学生は、それぞれが予め各人の目的を掲げて挑みます。

今年は新入生と同じぐらいの人数のヒューマンウェア上級生に加え、なんとこれまた同じぐらいの人数の修了生も参加しました。皆すでに大企業、ベンチャー、大学など、様々なところで活躍している博士ですので、ボランティアでこれだけ集まってくれるのはとてもありがたいことです。また教員も過去最高の人数が参加し、さらに修了生プレゼンツで世界最高峰の研究所であるMITからもゲストを呼びました。具体的な内容は、議論をメインとしたグループワークや実践コンペ、ポスターセッションやパネルセッションなどを、朝から晩まで嫌というほど詰め込めるだけ詰め込んで、深い交流とその後の行動のきっかけになるようなものにしました。この内容に関しては、例年は4月開催だったため、融合研究に関連する深い議論(斎同熟議)を基盤として、目標とする人材に必要なものを教員と上級生との議論により決定していました。しかし今年は7月開催としたため、新入生の意見もその内容の決定に関わり、今年も有意義で素晴らしいものになりました。

この合宿では毎日、朝から晩までみっちりと頭を使って議論を行いました。正に斉同熟議であり、今年も終わった後にはみんなヘトヘトです。また前回に引き続き、英語しか使ってはいけない時間がインターバルで半分あるため、さらに大変だったでしょう。それでもやはり、今年度の新入生も、先輩の学年とは違ったカラーを持ち、とても個性的かつ元気があって志が高い面々が集まりました。相変わらず人材に恵まれたプログラムです。この新入生同士の深い議論はもちろんのこと、さらに先輩や教員との深い議論もみっちりと行われ、とても充実して楽しい合宿となりました。今年度も楽しんでいきましょう!

最後に、本セミナーの趣旨に賛同し、ボランティアでご協力いただきましたヒューマンウェア修了生の皆様、およびやはりボランティアで招待講演や斎同熟議への参加により合宿をさらに素晴らしいものにしてくださったMIT media labのPranam Chatterjee様に、心より感謝を申し上げます。ご協力ありがとうございました!!!

2019年度合宿の様子(盛りだくさんですが、ほんの一部を切り取りました)

ウェルカム新入生! さっそく議論&特訓。そして哲学を語りましょう!

  

  

上級生や修了生、ゲストが参入。物凄い熱気です!!!

  

ゲストトーク by Pranam Chatterjee 様 From MIT media lab! 修了生から紹介です!

  

ドンドン議論して、創造して、発表して、議論して、評価して、また創造して!!!

  

  

ソフトとハードをいじってアイデアをつめて対戦ゲームを作成。各チームのゲームで対戦!

  

お疲れ様でした!!!

新入生の声

佐藤 優志(基礎工学研究科)
3日間めっちゃ楽しめました。特に自分語りタイムは、自分が発表するのも他人の発表を聞くのもどちらもめちゃくちゃ楽しかったです。この時間を通して同級生のまだ知らない一面を知れました。また、先生方や先輩方と様々な話題について深く議論することができ、考え方や今後の生き方の参考になりました。最後に、今回の合宿を通して自分の英語力のなさを痛感したので、今後は英語力の向上に励み、来年の合宿でリベンジします(笑)

村上 隼斗(生命機能研究科)
脳に汗をかく3日間だった。リーダーシップ、ファシリテーター、ブレインストーミングの理論を自分なりに解釈し、グループディスカッションで実践することができたので、これらのスキルが確かに身に付いたという感覚を得られた。

ZHU RUIYUN(情報科学研究科)
今回の合宿はとても楽しいです。同級生たちと仲良くしたり、先輩たちから助言をもらったり、そごく充実の三日間過ごしました。普段あまりしゃべらない英語を強引に使わせられた。案外おもしろかったです。みんなの人生の哲学というセッションでみんなは人生に対してどうんな態度か、自分の未来ビジョンにどう考えているのかおもしろい話をきいてもらいました。また上級生と一緒にHackthonでゲームを作った。ハードウェアには苦手だけど、先輩たちと協力していいゲームを作り上げた。貴重な思い出になると思います。

稲垣 理也(基礎工学研究科)
合宿の一番の学びは、自分のアウトプット能力の低さに気づいたことです。特にディスカッションでは、自分の考えをうまく伝えられなかったり、そもそも自分の考えが浅かったりと多くの課題に直面しました。また、同期や先輩の物事に対する考えの深さやそれを発信する能力の高さには驚かされました。今後もこのような人たちに囲まれた環境で様々なことを吸収し、自分の成長につなげていきたいと強く感じた3日間でした。

矢島 正和(情報科学研究科)
周りの人の発表の仕方や考え方が何歩も先を行っていて、自分の力不足を認識した三日間だった。しかし、周りの良い所をどんどん参考にして挑戦することで、自分を高められた三日間でもあった。合宿に行く前は、自分が表現したいことを端的にまとめ、且つ相手に興味を持ってもらえるように発表することが苦手だった。しかし、1分間スピーチを何十セットと繰り返したおかげで、少し自信が持てるようになった。先輩方とお話ししたり、考えたこともないテーマで議論したり、非常に楽しい合宿だった。

影山 雄太(基礎工学研究科)
今回の合宿で行われたプログラムはどれも本当に素晴らしいものでした.そのほとんどがグループワークであったが,どれも,各個人が自身の役目を自覚し,遂行するだけではなく,仲間と協力しなければ成り立たないプログラムでした.そのため,合宿を乗り越えたことで,個の力と集団の力が身についたと思います.

代表レポート 谷口 大(基礎工学研究科)

7月13日から15日の3日間、ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラムの合宿に参加し自分の中で大きな人生のターニングポイントになったため、忘れないように文章として残しておこうと思います。長いです。

ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラムとは、博士課程教育リーディングプログラムの1つで本科とは別に生命、情報、認知が専門分野の人達が集まり融合研究を行うプログラムです。自分は大学院に入学すると同時に本プログラムに7期生として参加しています。そのプログラムの1つのイベントとして、今回参加した合宿がありました。プログラムの内容はリーダーシップやイノベーションについての講義、ポスター発表、ディスカッション、クイズ大会など、とても濃密なものでした。その中でも自分は、各学生の人生哲学を4分間で語ることと、夜の懇親会で先生、OBOGの方と話すことができたことがとても貴重だったと思っています。

各学生の哲学では、それまであまりよく分かっていなかった同期のキャラが面白い程ハッキリし、各学生1人1人が異なる芯をもって生きており、どれも興味深かったです。実際これを機に同期との距離が縮まった気がしており、今後同期と一緒に研究していく未来に本当にワクワクしています。これは自分が振られたらいつでも話せるように、話す内容をブラッシュアップしておきたいと思いました。正直今回はグダグダな部分もあったので。

ただ、今回一番貴重だったのはヒューマンウェアのOBOGの方と話すことができたことです。本合宿には10名以上のOBOGの方が来てくださいました。その方達と自分はキャリアについての相談を中心に行いました。話していく中で思ったことなのですが、どの先輩も十人十色なキャリアを歩んでおり、王道と言えるものはありませんでした。中には、博士を取って水族館のお姉さんをやっている人もいたり、超有名IT企業を蹴って日系大企業に就職している人もいました。はじめはそのようなキャリアに疑問を持ちましたが、話していくとそれぞれが自分の強い意志を持って進路を選んでおり、どれも本当に魅力的でした。それにより「博士を取るのだから研究開発職に就かないと損」という様な自分のバイアスが完全に崩壊し、自分が今までに持っていた「自分に合ったキャリアを見つける」という考えが「自分だけの面白いキャリアを歩む」という考えに変化しました。また、ベンチャー企業に就職したOBの方から将来安定するためのキャリアについての話が印象に残っています。その方は、「大企業だからといって安定しているということはない。自分で実力をつけてどこでも働けることが真の安定になる。大企業に入ると研修が長く、その間は実力が付きにくい。ベンチャーなら入社後すぐに仕事が振られ、否応なしに実力が付く。」という趣旨の話をして頂きました。話し方がとても格好良く、純粋に納得しました。自分が大切だと思う力を見極めてしっかりと磨いていこうと思ったのと同時に、「格好良く話して人に影響を与えることができる存在になりたい」と思っています。

OBOGの方とは自分の研究についても話したのですが、自分の研究についての考えも変化しました。変化したことは2つで、「研究室ベースではなく自分ベースで研究室を利用する」という考えを持つことと、「自分の研究は面白い」と確信したことです。

今回、自分の研究内容が比較的分かりやすいというものあり沢山の人に興味を持って頂くことができました。自分の研究は周りと比べ、研究と言っていいか分からないようなテーマで研究を行っており、実際に「これ研究になるの?」と言われることもあり不安がありました。ですが今回、沢山の人から様々な助言を貰うことができ、特に研究室が同じであったけれども自分が研究室に入った時には既に卒業していた大先輩からは涙が出る程濃密なアドバイスを頂くことができました。中には「論文化したら教えて!」と言って頂ける先輩方もいて、研究のモチベーションが大きく向上して嬉しすぎて泣きそうにもなりました。また、研究室が主体ではなく自分が主体で研究を考えるべきだという指摘も頂きました。特に自分は、自分の研究テーマは研究室から与えられたもので大きなプロジェクトであるため、プロジェクトに貢献しないといけないという考えを少なからず持っていたのですが、「そんなことは全く気にせず自分のやりたいことをすれば良い。学生だからそんな義務は無いし、なによりその考えでは面白いものはできない。」という趣旨の話をして頂き、納得すると共に自分のやりたいことの為に研究室を利用するという考えが強くなりました。今後は、完全に自分の為に自分の研究を行っていきます。

また、自分は博士課程に進むかどうか決める上で考えすぎだということも分かりました。まだ全然知らないことばかりなのに少ない情報で迷っても仕方が無くて、そんなときはもう勢いで決めるしかないという趣旨の話を頂き、実際に博士に進んだ先輩方も勢いで進んでいた人も多かったように感じました。それで現在とても楽しそうだったので、やはり無駄に考えすぎるのは良くなくて、勢いで舵を切ることは大事だと感じました。これは合宿中のリーダーシップの講義で、リーダーとはどちらが上手くいくか分から無い時に舵を切れる存在という話にも結び付きました。

長くなりましたがまとめとして、本合宿で自分は多くの人から影響を受け、博士課程に進学することを決心しました。
理由は、
・純粋に自分の研究を進めたい。
・自分だけの面白いキャリアを歩みたい。歩む上で自分の場合は博士課程が必要。
・OBOGのように周りの人間に大きな影響を与える人間になりたい。
の3つです。先生にはよく、免許として博士があると全然違うよと言われるのですがこれはまだピンと来てないです。ですがそれを抜きにしても博士課程に進学したいと思っています。

今回の合宿で、博士を取ったOBOGと話して自分も他人に影響を与える人間になりたいと心の底から思えたのが一番大きな変化です。OBOGが存在する7期生としてヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラムに所属することができたことが本当に幸運でした。まずは本合宿で得たものを忘れないようにし、自分を通じて周りの人間にも伝えていきたいと思っています。とりあえず親族に博士課程進学を認めてもらうために、なぜ博士に行くのかについてのプレゼンでもしてみようと思います。

 

 

エキスポシティでアウトリーチ(学外アウトリーチ2018)~出張実験@EXPOCITY Lab~

10月27日(土)の11:00~16:30に、吹田市の万博記念公園にある、日本最大級の大型複合施設 EXPOCITY(エキスポシティ)にて、一般の方々を対象に、履修生の研究活動についてのアウトリーチを行いました。

このイベントは2年次のカリキュラムであるアウトリーチ実践の一環として行われました。アウトリーチ実践では、まず7月に座学の集中講義で、JST 日本科学未来館の科学コミュニケーション専門主任(兼、知識流動システム研究所フェロー)である森田由子先生、および東京大学にて科学コミュニケーションを専門とする関谷翔先生(元JST科学コミュニケーションセンター)から、アウトリーチやコミュニケーションのオーバービューを教わります(先生方、いつも履修生の教育にご協力いただき、誠にありがとうございます)。その技法を実践する機会として、このイベントでは学外において学外の方々に、履修生自身が考えたテーマにより、企画・準備・実施を行いました。

本年度開催地であるEXPOCITYは、HWプログラムでも前例がなく、初めての試みでした。もちろん商業施設内でのアウトリーチ自体が、履修生にとっては初めての経験です。前年度までの例も参考にしながらも、ほとんどすべてが新しい試みであり(EXPOCITY Labも、この日が記念すべきOpenの日となりました)、学生は議論を重ねて様々なアイデアを寄せ合い、大胆に実行することで、当日は大盛況でご来場の皆様にも大変ご満足いただけたイベントとなりました。ご関連およびご来場の皆様、誠にありがとうございました。

毎年、同級生による共同作業を学生のみで運営するため、全体統括やサブリーダーなど、役割を決めて運営しています。カリキュラムの一環ですが、詳細な要求はありませんので、日程や内容もすべて学生が決め、実行します。企画段階から、履修生はEXPOCITY(三井不動産)の木村様、佐藤様にご相談いただき、ご来場の方々の層などを教えていただいた上で、履修生の「やりたいこと(お子様やそのご家族に科学への興味を持ってもらいたい)」を目的として、テーマ、内容とスタイルを考えました。さらに、阪大マスコットであるワニ博士を呼んだり、様々な場所にチラシをお願いしたりなど、広報活動でのアイデアや実行力も素晴らしかったです。具体的には、以下の5つを同時進行し、大変素晴らしいモノになりました。

1.ミニ実験教室(地震に耐える建物、自動運転ロボットの実習)
2.展示ブース(光、酵母、筋肉についての実演)
3.科学者なりきりコーナー(白衣を着て実験器具を使ってみる)
4.ワードを集めてみよう(科学のキーワードがなぞなぞとしてExpocity各所に)
5.ワニ博士と写真をとろう

履修生たちは全くどういうモノになるのか予想もつかないまま、当日を迎えましたが(もちろん教員も三井不動産の方々にも初めてでした)、不安をよそにたくさんのお客様にご来場いただき、大盛り上がりとなりました。また、ご来場の皆様の科学技術に関するご関心はとても高く、お子様方もとても積極的にご参加いただき、何度も「次はいつやるの?」というお声を頂くなど、一同とても嬉しく思っておりました。不慣れなことに加えてかなり混んでいたこともあり、多くの方々にお待ちいただいたことに大変申し訳なく思っておりましたが、皆様に温かく受け入れていただきましたことにとてもありがたく、そして嬉しく思っております。

このように、大阪大学の外に対して、大阪大学の期待の学生たちによって、自分たちでデザインして実施し、情報発信をするとともに、その本番を通してアウトリーチを学びました。

この学外アウトリーチは、エキスポシティ(三井不動産株式会社、三井不動産商業マネジメント株式会社)、大阪大学21世紀懐徳堂、大阪大学企画部広報課の多大な協力を得て開催されました。特に三井不動産の皆様には、最初の計画段階にてアイデアを頂くところに始まり、当日の実施はもちろんのこと、最後の撤収まで本当に温かいサポートをいただき、誠にありがとうございました。エキスポシティは単なる商業施設ではない、「『遊ぶ、学ぶ、見つける』 楽しさをひとつに!」をテーマとして教育も融合した総合施設であること、そしてそれにかけるご担当者様たちの熱意を、を改めて実感しました。

 

当日の様子

 

 

 

 

履修生の声

福永 裕樹(総合リーダー)
僕は、EXPOCITYチームの幹事を担いました。私たちのチームは目標として、「小中学生、ひいてはその家族に科学への興味を持ってもらう」ことを掲げました。実際に行ったことは、「ワニ博士を招聘しての写真撮影」、「自身の研究に関するポスターを掲示し、お客さんにはそこから答えを探し出してもらうワード集め」、「実験教室」、「自身の研究に関する展示」です。イベントを企画するのはこれが初めてだったため、計画を立てたものの不備が目立ち、また、上手くチームのメンバーに意図が伝わらなくて苦労したりもしました。僕自身も含め皆、自身の研究で忙しく、対面での会議をほとんど行えませんでした。そのため、メッセージアプリでのやり取りがほとんどで、流し読みでも大事なところが伝わるような指示の出し方を考える必要がありました。イベント当日も計画通りとはいかず、チームメンバーの機転に助けられた部分が多々ありました。その他にも、多くの面でチームメンバーには非常に助けられました。三田君には、計画をまだ突き詰められていない段階にも関わらず、とてもクオリティの高い広告を作ってもらいましたし、イベント会場のデザインも考えてもらいました。八木君が適宜アクセル役をしてくれたため、滞ることなく計画を推し進めることができました。岸田君が作ってくれたワード集め用ポスターのテンプレートのおかげで、ワード集めのコーナーも大成功でした。姜君のロボット教室は非常に好評でしたし、メッセージアプリでのやり取りでもすぐに反応を返してくれたのでとても助かりました。井本君は皆が嫌がったワニ博士役を率先して引き受けてくれました。佐々木君は計画を立てる際に、あいまいにしてしまう点を細かく指摘してくれました。今回のアウトリーチでは特に、計画を立てることの難しさ、それを過不足なく実行することの難しさを学びました。ただ、アンケートの結果、イベントの満足度は5点満点中4.5点だったことや、「またイベントをして欲しい」というコメントをいただいたことを考えると、概ね、イベントの出来としては成功といえると思います。そもそも、僕が本イベントの幹事を引き受けたのは、研究者ではない方々へのアウトリーチ活動が、研究活動の一環としての重要度を増していると感じているからです。近年、科学への、特に基礎研究への投資が減っており、研究者自身が資金を集める必要が出てきました。政府に科学への投資を求めるにしても、自身で資金を集めるにしても、世間の人々の科学への理解が不可欠です。世間では、一般の人、特にこどもの科学離れが問題視されています。しかし、今回のアウトリーチ活動でのお客さんの反応を見ると、みんな科学自体には興味がある様子でした。ただ、理解がしづらく、難しいものとして敬遠しているだけです。本イベントは、いかに分かり易く、科学のおもしろさを伝えればよいのか、考えるきっかけにもなりました。

三田 善志郎
エキスポシティ等様々な場所で一からイベントを企画するという試みは、教員経由でないと実現の難しい貴重な体験となった。どこまでが学生の力で可能であり、どこから教員の力を借りるべきかという判断基準について学べた。

姜 淳熙
学外・学内の両方の幹事をさせてもらったが、どちらからも得たものが多く、やってみてよかったと思う。自分の研究を行いつつ幹事を行うというのは大変だが、本講義を通じて自身の長所・短所について気付かされたことも多く研究を続ける上で決して無駄にはならなかったと思う。次年度以降のHW履修生達にもリスクを恐れず積極的にチャレンジしてもらえればいいなと感じた。

学生による学生のためのプログラム紹介 (学内アウトリーチ2018)

2018年12月12日に吹田および豊中の同時開催(遠隔による継続中継)で、履修生によるプログラム紹介が開催されました。このイベントはHWプログラム2年次の必須カリキュラムであるアウトリーチ演習の一環として行われました。アウトリーチ演習では、まず7月に座学の集中講義において、JST 日本科学未来館の科学コミュニケーション専門主任(兼、知識流動システム研究所フェロー)である森田由子先生、元JST科学コミュニケーションセンターの関谷翔先生から、アウトリーチやコミュニケーションのオーバービューを教わります(先生方、いつも履修生の教育にご協力いただき、誠にありがとうございます)。そして教わった技法を実践する機会として、学内や学外で履修生がアウトリーチ活動に取り組みます。今年度の学内アウトリーチは5期生の履修生が企画・準備・実施の全てを行いました。

今年度の学内アウトリーチでは、次年度からヒューマンウェアが全学にひらかれることもあり、文系の学生にもフォーカスを当てて企画されました(全学には、大阪大学高度副プログラムとして提供される予定です)。このために、入退室自由で複数の相談役とデスクが待つ、相談窓口のようなスタイルをとりました。対象とする学生にとって知りたいであろう情報をコンセプトとして企画しました。これらは学年を超えて昨年度を参考にしたものです。具体的には、大学院進学についての進路相談や、プログラムの履修情報、異分野の学生が集い生まれた融合研究の紹介、そしてAIによる顔認識のデモなどを通した履修生との交流などを提供しました。結果として、多くの学部生来訪者にお越しいただき、相談に答えることができました(アンケートでは全員に満足と回答してくことができました)。

 

以下は、イベントの実行委員を務めた履修生の声です。

情報科学研究科、富田 風太

今回の学内アウトリーチは,来年度から高度副プロとして開講されることから,文系にターゲットをあわせるように企画した.幹事の仲間や教員の方々に色々と助けていただきながら,最終的に当初の目標をある程度達成できたことは達成感があり,皆さんに感謝しかありません.たくさんの反省を今後の活動に活かしていきたいと思います.

生命機能研究科、姜 淳熙

学外・学内の両方の幹事をさせてもらったが、どちらからも得たものが多く、やってみてよかったと思う。自分の研究を行いつつ幹事を行うというのは大変だが、本講義を通じて自身の長所・短所について気付かされたことも多く研究を続ける上で決して無駄にはならなかったと思う。次年度以降のHW履修生達にもリスクを恐れず積極的にチャレンジしてもらえればいいなと感じた。