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髙橋 隆

イノベーションの方向を変える

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

わたしはヒトを規範とした歩行ロボットの研究を行っています。この研究は解剖学や生物工学、機械設計など様々な分野にまたがっており、作業内容も多岐にわたります。このような研究に必要な知識を一人の力で身に着けるには限界があります。そこで、このプロジェクトを通じてたくさんの優秀な方々との交流をもちたいと思い、HWに応募しました。このプログラムの魅力は何といっても様々な分野の方と関われることだと思います。

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

近年、コンピュータはチェスでグランドマスターを打ち負かすことができるようになりましたが、ロボットを制御してヒトより器用にチェスのコマを動かすことはまだどのコンピュータにもできません。わたしは、自分の研究を通じてロボット技術が発展する新たな道筋を探っていきたいと思っています。

Q 将来の夢・目標は?

知能の分野で起こったような技術発展のムーブメントを生物規範ロボティクスで起こすことが目標です。
そのために、具体的にどのような仕事をしたいというイメージはありませんが、プロジェクトメンバー全員が切磋琢磨しながら大きなゴールを達成できるような、そういうチームをつくりたいと思っています。

成願 元喜

ロボットの研究を通して、人間の価値を見出したい

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

自分の卒業研究を進めていく過程で、1つの分野のみではなく異分野の知識や考え方が研究を発展させる大きな力になると気が付きました。例えば私の専門分野であるロボットの研究においても、人間や他の生物の脳や体の仕組みを参考にロボットを設計することや、ロボットに実装するアルゴリズムや計算機の仕組みについて深い理解が必要な場合があります。こうした異分野の知識を自分が身に着けるのはもちろん、その専門知識を持った他の研究者と共に考えることで、新たな可能性を発掘できると期待しています。

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

私の専門分野は移動ロボットの利用についての研究です。人同士が歩くときのような自然な移動が、人とロボットの間でも実現するにはどうすればいいかを考えています。移動ロボットを使った研究ではどうしても実機の不調などでうまく実験や研究が進まないことが多いですが、私はそういったトラブルがある中でも粘り強く作業を進めることが得意であると自負しています。本プログラムでの融合研究でもこの粘り強さを生かして、研究を前に進める力をさらに養いたいと思います。

Q 将来の夢・目標は?

これからますますロボットやIT技術で生活は便利になり、仕事は自動化されていきます。そのような時代の中で、人間が働くこと、人が人にサービスをすることの意味や価値を見出せたらいいなと思っています。そのために私個人としては、実用的なロボットの開発に貢献したいです。

五十里 翔吾

日常の中の非日常としてのHRI

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

自らのアイデアに基づいて研究を立ち上げられることが「ヒューマンウェア」の魅力だと思います。そして、同じ志を持った学生たちと切磋琢磨できる環境が整っていると実感しています。いい環境と仲間がいるので、ちゃんと努力して面白いことをしたい!

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

私の専門はHRI(ヒューマンロボットインタラクション)です。ロボットを作ることで人間の根源的な問いに答えようとする、というのがこの分野の特徴だと思います。学部生の時には、よい対話とは何かということを考えるために、ロボットが仲介して複数人での議論の発展を支援するシステムを開発していました。現在は人間にとって生物とはどのようなものなのかという問いに答えるため、「人が一緒に居たくなる生物」のミニマムなデザインを探すためにロボットを開発しています。
根源的な問いは、複数の問いが複雑に絡み合った形をしています(e.g.「人間とはとは何か」と「社会とは何か」という問いを別々に考えることはできない)。それらの関係を、自然言語のみではなく実験や観察、さらに実際にたくさんの人に使ってもらうというエンジニアリングの方法を組み合わせることで、解きほぐしていきたいと考えています。この営みに、生命科学および情報科学の知見が不可欠であることは明らかであると思います。「ヒューマンウェア」を通して自分では思いつかないような見地からの洞察が得られることを期待しています。

Q 将来の夢・目標は?

「こちらの日常の世界はあちらの世界の世界によって裏打ちされている」(河合隼雄)
ここでいうこちらの日常の世界とは私たちが生きている世界です。一方あちらの世界とは、私たちのルールが通用しないファンタジーの世界です。「こちら」だけではなく「あちら」の世界の存在を感じて生きることで、日常生活が豊かになるのではないでしょうか。ロボットは、「あちらの世界」を人々に感じさせる存在として有望だと考えています。自分たちの日常の背後で進行する非日常を感じさせるような、持続的なヒューマンロボットインタラクションを設計することはできないでしょうか。将来の目標は、これを実現することです。

西尾 直樹

人工知能はどこまでヒトに近づくだろうか

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

HWIPは博士後期課程を目指す学生で、情報・生物・認知科学を専攻する学生が集まるプログラムです。HWIPではこれらの分野を跨ぐ分野を融合領域と呼んでいます。僕の研究分野は融合領域であり、HWIPの学生との関わりを通じてこの融合領域に関する理解をさらに深めることで、自分の研究を良い方向に進められるだろうと期待したため、プログラムに応募しました。

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

僕の専門研究は、ヒトの記憶の数理モデル化です。モデル化を行うために、数学や物理学の知識はもちろん必要ですが、ヒトの記憶を扱うため神経生理学や心理学の知見も必要です。この研究の応用先として人工知能がありますので情報工学との接点もあります。このように幅広い知識を要求されますので、個々の分野についての理解はそれぞれを専門とする学生に劣るでしょう。だから、HWIPではそれぞれの分野について詳しい学生から様々な刺激を得たい、逆に僕の視点でものを語ることで、HWIPの学生に刺激を与えられることもあるかもしれないと思っています。

Q 将来の夢・目標は?

僕は、人工知能はヒトを超えるだろうかという興味から今の研究を行っています。ヒトを超えなくとも、どこまでヒトと同じことができるのでしょうか。僕はヒトの思考は記憶のシステムに基づくもので、ヒトの記憶をモデル化することでヒトらしい人工知能を作ることができると考えています。そのような歴史的な瞬間に立ち会ってみたいです。

福本 慎太朗

“意識”という大きな謎に挑むための一歩

Q プログラムに応募した動機やプログラムの魅力は?

私は様々な専門分野の学生たちとの議論や融合研究を通して,異分野の知識や視点,そして新たな知見が得られることを期待して本プログラムに応募しました.自分に近い分野の人との議論では当たり前と考え議論を省いていた部分に疑問を投げかけられることなどもあり,狭くなっていた視野を広げてくれるという点も本プログラムの魅力だと感じています.

Q 自身の専門または得意分野は何で、プログラムでそれをどのように発展したい?

私は意識という謎に少しでも迫りたいと考えています.そして,その取っ掛かりとして「生命感を持つロボット」をテーマとし,主に人間の認知メカニズムに焦点を当てた研究をしています.このテーマに関しては,自分野のみからでも掘り下げていくことができると考えています.しかし,意識という大きな謎に挑むには,一つの分野のみでなく,複数の分野をまたいだアプローチが必要だと考えています.したがって,本プログラムを通して異分野の研究や知識と融合させていく中で,新たな知見を得ることにより意識に関する研究を次のステップへ進めたいと考えています.

Q 将来の夢・目標は?

誰にもできなかった何か偉大なことを成し遂げ,私についての伝記が書かれること.