志垣 沙衣子

第三期生

志垣 沙衣子

情報科学研究科 情報ネットワーク学専攻

インタビュー

子どもの頃、キーボードのタイプ音が好きだった

幼稚園の頃、家に古いアップルのパソコンが子どもの遊び用に置いてあった。メモ帳が使える程度だったが、「カタカタとタイプする音が好きでした」。押した感触、四角いキーが整然と並んでいる様子もお気に入りだったという。

研究室にて。

子どもの頃に感じたパソコンへの親しみと、「未来感・サイバーな感じのかっこよさ」に惹かれて、大学の学部は基礎工学部情報科学科に進んだ。

現在は、IoTのようにモノとモノをつないで機器同士でネットワークをつくった時に、ネットワーク全体として上手くいく方法を研究している。「たくさんの機器が一緒に動いて群れている状態は、生物の群れと似ています。生物の群れは、各個体が全然違うことを考えていても、リーダーが『こっちにいくぞ』と言えば、群れ全体がうまく機能する、そんなモデルを研究しています」。

「思い立ったらやる」

意思決定する場面では、論理的な価値判断を、感情によるそれより重視する傾向が周囲の人よりも大きいタイプと自己分析する。

合理性を重視する一方で、直観も大事にしている。「善は急げ」がモットー。思い立ったら即行動するようにしている。「やるかやらないか、五分五分という局面では、自分の中のルールとしては、やる。計画性が無いとか、向こう見ずと言われることもありますが、リーダーシップを発揮できることもある。課題としては、もう少し長期的な合理性を磨きたい」。

HWIPの履修も、ほとんど悩まずに決めたという。自分の研究室にとどまらず、HWIPの活動を通して、他分野の学生や他大学の学生まで人間関係の幅が広がったそうだ。

サイバーな世界をつくりたい

「世の中をもっとサイバーにしたい」という思いを抱く。アニメ『攻殻機動隊』や『PHYCHO-PASS』に登場するような「家から出なくても一日の生活全部が成り立つ」「身体の変化を機械がずっとモニターして健康管理も万全」というイメージの社会。機械が様々なものをモニターしてデータを取り、解析した結果をフィードバックすることで、世の中をより便利にしたり、安全に貢献したりできると考えている。しかし、あらゆるデータを取られることに抵抗がある人もいる。世の中を情報化によって便利にしていくためには、人々の中にあるそうした心理的なハードルを下げていくことも必要だと考えている。「多くの人が有益と思ってくれるようなメリットの大きいサービスであれば、サイバー化に対する心理的なハードルも下がるかもしれません」。

将来は、企業で研究者として働きたいと考えている。「人の生活を良くしたい、社会の役に立つ研究がしたいというのが、研究のモチベーションの根底にあるので、それが世に出るところに関わりたい」。

2017年6月インタビュー

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