酒井 和紀

第三期生

酒井 和紀

基礎工学研究科 システム創成専攻

インタビュー

中学高校時代は野球少年

中学高校時代は、坊主頭の硬式野球部員だった。「高校までは、ほぼ毎日、野球漬けでした」。最後までやりとげること、言われたことを全部受け入れるのではなく自分の中で考えて実現することなど、野球を通じて多くのことを学んだという。

高3の夏まで野球が生活の中心。部活の終わった後は勉強に集中する体力もないので、朝、学校の授業が始まる前に1時間、勉強時間を確保した。「効率を考えて、最適な方法を見つけるのは得意だと思います。」

 

「異なる視点」は、自分の研究の再認識につながる

融合研究ができることが、HWIPの魅力の一つだという。自分の専門とは別のアプローチもとりいれながら、自分たちで考えて研究できる。今は、医学など他の研究分野の学生とも協力しながら、介護用ロボットの融合研究に取り組んでいる。他の分野の学生がロボットにどんなことを期待しているかや、利用者の立場からの視点が貴重だという。「新鮮な驚きがあります」。

昨年は、アウトリーチ活動の幹事役も経験した。「ロボットなんてそもそも要らないだろう、と言うような人たちにも自分の研究を説明することで、別の視点、違う考え方が得られる。学会で発表するのとは全く違う。それを通して自分たちの研究の意義、メリットをもっと深く考察できるようになりました」。

人に役立つ自動化されたシステムをつくりたい

研究室にて。研究に使っているロボットと。

プログラムして実際にロボットを動かすこと、そして人間について研究することに魅力を感じ、石黒研究室に進んだ。研究テーマを選ぶ時、「自動的に何か大きなことができるシステムがつくりたい」と、複数のロボットをうまく連携させる研究を選んだ。「様々なものを自動化するには必要な技術だと思ったし、まだまだ改良の余地がある領域だと感じました」。

現在は、複数のロボットをうまく連携させるため、例えば片方のロボットがミスをした時、別のロボットがフォローしてくれるような仕組みを探る。連携させることで、個々のロボットが発揮する以上のパフォーマンスを達成することを目指している。「これからロボットが社会に普及する中で、人とロボットの一対一だけじゃなくて、ロボット同士を含めた複数間のインタラクションが必要となる場面がきっと出てくると思うんです」。

将来は「人に役立つ大きなシステムをつくりたい」という。「例えば、周りの環境の情報を得るセンサーなども組み合わせて、ロボットが自分で考えて状況に対応したり、賢さみたいなものを自分で獲得したりしていけるような、そういう意味での自動化されたシステムをつくりたい」。

2017年6月インタビュー


  • ATRソフトボール大会にて
    ATRソフトボール大会にて

保存