横田将志

第一期生

横田将志

生命機能研究科 生命機能専攻

インタビュー

誰かがやるだろう、は誰もやらない。自分がやるしかない

「起業志向が鮮明になったのはHWIPに入ってから」という。「以前は、起業する人を見つけて、その参謀役で関われたらと思っていた。ところが面白いアイデアを持っている人はいるのに、自分でものにしようと動く人が本当にいないことに気づいた」。そこから「誰かがやるだろう、は誰もやらない。自分がやるしかない」をモットーに自ら始めることにしたそうだ。

2014年に、HWIPの学生自主企画として、自身が企画してインテル元会長・西岡郁夫氏を招いてセミナーを開いた。「何かをやり遂げるためには、まずは熱意が絶対必要。自分がいいと思い込める、思えるものをみつけて、それに対して真摯に向き合って取り組むことで、結果は出てくる。そう説かれたことが印象に残っています」。

将来の起業に向け、行動し、経験を積む

今は「色々とアイデアを考えて、動いてみてはつぶれて、の繰り返し」。ICタグを店舗の接客支援に用いるツールづくりや、スマホと連動するセキュリティの高い自転車の鍵など、いくつか具体的に、事業化プロセスを試してきた。事業化を通じて社会にインパクトを与えたい学生・研究者をサポートするためのプログラム、「EDGEプログラム」の資金も得ている。

HWIPのインターンとして2016年8月から約3か月、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社で働いた。将来、自分が起業する時に頼ることになるであろうベンチャーキャピタルの「手の内をしりたい」という目的もあったそうだ。2014年設立の同社でインターン第1号。市場調査、投資先のヒアリング、資料作り、投資の可否を検討する社内委員会での説明など「思った以上に深く業務に関わらせてもらった。緊張し責任もあったが、やりがいは十分だった」。

魅力的で面白いものを作れたら、それが売れて、利益という形で返ってくる。そんなビジネスの世界で、誰かが決めたレールの上を走る働き方ではなく、自分が考えた「面白いと思えるもの」を作りたいと考えている。「人生のどこかで、自分で企業を立てたい」。現在はその目標に向け、様々な起業した社長のキャリアを分析し、自らのキャリアの戦略を立てている。

最終的な野望は、BMI研究の事業化

実家は兼業農家。祖父や父が農機具の不具合を直している光景を見るうちに機械に関心を持つようになった。進路に「すごい影響」を与えたのは、大学に入る少し前に読んだ漫画『攻殻機動隊』(士郎正宗・作)だ。

インタビュー風景

機械と脳をつなぐBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)やサイボーグの技術が駆使されるSFである。これをきっかけにBMIに取り憑かれた。

念じるだけで動くロボットやパソコン。「どこの研究室がこんな研究をやっているのか、探し続けました」。

大学院でたどり着いた今の研究室で、BMIの最先端を追っている。現在主流になっている、脳に電極を刺して信号を取り出す方法でなく、できるだけ侵襲を小さくし利用しやすい方法を主に研究している。

「最終的にはBMI研究を事業化したいというのが、野望としてあるんです」。

2016年12月インタビュー


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