身体制御のメカニズム解明を通じて快適さの実現へ

融合研究から視野が広がり、
新たな知見が生まれる。

宮崎 文夫 教授

Miyazaki, Fumio

基礎工学研究科 ロボティクス・メカトロニクスグループ

宮崎 文夫 教授

宮﨑教授の研究室では、筋電図(EMG)などを利用し、走ったり、歩いたりするときの筋肉の情報をデータ解析して、身体制御のメカニズム解明の研究を進めている。その成果はロボットの腕や脚の制御に反映され、身体に障害をもった人の動作を補助する装置の研究へと発展している。

ロボット技術を活用して、より快適なリハビリを

私たちの研究は身体活動にかかわるものであることから、医学系の機関との連携を盛んに行っています。国内外の大学や研究機関との共同研究も多いですね。例えば、吹田市のリハビリ専門の施設と共同研究しようという計画が進んでいますが、これは健常者と身体に障害のある方の両方について、データを採り分析して、何が障害になっているのかの解明を進めようというものです。研究成果を通じ、ロボットテクノロジーを活用した人に快適なリハビリテーションをめざしていきたいと思っています。

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「かわいい子には旅をさせる」方針で、学生をサポート

研究室の学生には、新しい経験を積んで、成長してほしいですね。私としては、機会があればできるだけ外に出て活動するように助言し、さまざまな海外経験を積めるように、共同研究先を探すなどのサポートをしています。

海外研究を積んだ学生は、ずいぶん変わりますよ。人の話をよく聞き、自分なりに整理して適切なレスポンスができるようになると感じます。その結果、視野が広がり、それがいい研究につながっていくようです。

そのような研究姿勢は人と交わってこそ身につくもので、自分の中だけで努力しても得られるものではありません。「かわいい子には旅をさせよ」といいますが、自らどんどん、いろいろなところに出向いてコミュニケーションを取ってほしいと思っています。とにかく行動力と大胆な発想をもって、いろいろなことにチャレンジしてもらいたい。私たち教員は最大限のサポートを惜しみません。

「やりたいことがある」学生は、成長し続ける

dr_miyazaki3ある時、うちの研究室に所属する学生から、「他大学のある先生の技術を身につけたい」という相談を受けました。そこで私は、夏休み期間に技術指導を受けられるよう、先生に依頼したのですが、その学生がすぐにその技術を身につけ、それを利用して自分の研究を進めるようになったのには驚きました。やはり、目標がある人は技術を習得するのも早いですね。

このプログラムを履修するほかの研究分野の学生たちを指導するときにも、私の指導は今までと特に変わるところはないと思います。共通のモチベーションをもった学生たちが集まっているのですから。学生がお互い同士で、また教員との間で交流し、我々が用いる技術を理解していけば、融合研究の成果が得られると考えています。

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