企業インタビューにより産業界の視点をプラス(必須講義:イノベーション入門 2015)

2015.7.31-9.30 阪大情報科学C棟 C401 & 各会社

産業界からイノベーションを学び、斎同熟議を通して自らで考える

融合領域の視点に産業界の視点を足してイノベーションを起こす素養を身につけるため、イノベーション入門が実施されました。集中講義にて会社について学んだ後に、専門分野の異なる複数の学生がチームを組み、産業界の一線で活躍されている方々との面談の中から産業界の視点を学ぶとともに、異分野間での徹底した議論に基づいて新しい価値の創造に挑戦するという実践形式のイベント(1年生の必須講義の一環)を行いました。

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集中講義の講師は大阪大学CLIC(協働育成型イノベーション創出リーダー養成)の松尾誠二先生。株式会社リクルートに20年間務めた経歴を持ち、現在はキャリアドゥの代表も兼任しています。集中講義では、「会社とは何か」、「イノベーションはなぜ必要か」、「効果的なコミュニケーションの方法と、メール、会話、名刺交換、ふるまいなどの社会マナー」について、練習なども含めた実践形式で学びました。

企業訪問は3~4人の履修オムロン3_ 写真は使用OKですが、実際にWeb等に載せるときは一言お願いしますとのことです生チームで行いました。訪問する企業は履修生の希望などにより毎年変わりますが、今年はHWの参画企業のうち、日立、マイクロソフト、東芝、NTT、オムロン、堀場、NICTの皆様にご協力いただきました。日程調整なども履修生自身が行い、事前に質問内容も考えて企業訪問・インタビューに臨みました。このように企業に直接訪問してインタビューから学ぶ機会は、通常のコースワークではなかなかない機会であり、履修生にとって貴重な経験となったことでしょう。特に、どの企業においても、まさにリーダーシップをもって集団の方向性を決めている/決めてきた方々に担当していただけたことはHWならではの機会です。企業訪問の後には、各チームが企業から学んだことと、それを踏まえて自分たちが起こしたいイノベーションについてプレゼンし、全員で斎同熟議を行いました。各企業から学んできたことの統合IMGP5401や、それぞれのイノベーションについての議論、これからの日々の心がけなど、白熱したプレゼン&議論によりそれぞれに学んだことや履修生が生みだした考えを共有し、さらに発展させました。

以上のように、HW履修1年目において、会社の基礎知識を座学で学び、実際に企業を訪問してナマの産業視点を学び、一度自分たちでイノベーション創造に挑戦してみるという密な実践イベントにより、履修生達の能力や意識は大きく向上したことでしょう。以下の感想のように、たくさんの達成感を感じたとともに、今回のような機会は初めてであり、また密な実践一発勝負になっていることから、反省点もしっかりと感じることができたようです。このような達成感も反省もどちらも実践だからこそであり、HWの履修生は前向きで個性が強くそれぞれのスタイルで吸収するため、今後の成長が楽しみです。

履修生の感想

この講義を通して学んだこととして、まず一番に挙げられるのは産業界の視点を学んだこと。企業の方に、直接少人数で取材に伺うという機会は学生生活で経験することは殆どなく、今回は非常に密にお話を伺うことが出来ました。産業界ならではの、技術先行ではなく利用者をとりIMGP5377まく環境やその振る舞いを考える必要がある、という視点を肌で感じることが出来たと思います。また、イノベーションという何か掴みどころのない概念が、自分たちの目指すイノベーションをチームで議論し論理的に考える中で、少し実感を伴って理解できたのではないかと思います。 // 水山 遼 (生命)

 今回の企業訪問や研究所訪問のように, 一般学生の身分では敷居が高いような体験をぜひとも増やしてほしい. (というかそういう機会に恵まれうるところが HWIP の良さかな.)  // 水上 誠 (情報)

 我々の班は学部時代を(特に、私は小学生以来ずっと)有意義に過ごせなかったことを後悔していた(ちゃんと学べなかった、と言う意味で)。しかし、成功者である臼井様自身も学部時代に学び続けていたわけではなく、むしろ遊ぶことを大切にしていたこと、それが堀場製作所の社訓「おもしろおかしく」とも合致していることを伺った。今まで、私は研究室の仲間より知識が不IMGP5399足している点で焦りと重圧を感じ過ぎていたが、過去の自分を受け入れた上で、自分が今後面白いと思える部分を伸ばそうと思えるようになった。 // 和田 康介 (情報)

 この講義は、主に二点について良い機会となりました。まず一点目は、議論を活発に行えたことです。インタビュー前にチームでディスカッションして内容を決定し、またインタビュー後にもディスカッションして自分達でイノベーションを考える、と非常に多くのディスカッションの機会が与えられました。ディスカッションを行うことにより、自分の考えを発信する練習になりますし、複数人で一つの目的に向かって内容をまとめる良い練習になりました。もう一点は学外の方と連絡を取り合う点です。日頃の学内のみのメールではない、フォーマルなメールの出し方などといった、対IMGP5387外的な接し方を学ぶことのできる良い機会となりました。 // 齊藤 紘美 (情報)

 イノベーション入門では授業の一環として、有名な企業の重役の方にインタビューをさせていただく機会があります。私は日立製作所様の赤津雅晴様にインタビューをさせていただきました。インタビューをするためには、事前の準備も色々としなくてはいけなく、さらに準備した通りにインタビューを進めるためには、相手との会話をあまり不自然にならないように自分の意図した方向へと誘導しなくてはいけないため、こちらの話術も必要となり、インタIMGP5391ビューをすることがこれほど難しいことだとは思いませんでした。普段私は理論的な研究をしているので、ビジネスの話を聞く機会があまりありません。しかし授業としてこのような経験をさせていただけるのは、将来を考える際の助けとなり非常に嬉しく思いました。 // 岩崎 悟 (情報)

 名刺渡しなど、企業人との人間関係の基礎の基礎となる部を勉強してから、その後すぐに実践できたので、必要なマナーをより強く頭に残すことができた。これからは企業の人と合う時も緊張せずに会えると思う。 // 島谷 二郎 (基礎工)

 企業に訪HITACHI_公開可問させていただくという緊張感の中で,敬語やメールの書き方などの基本的なビジネスマナーが実践的に身についた.また,普段お目にかかることのできない地位にいる方に直接お話を聞く機会はとても貴重なので,良い経験になったと思う.相手はお忙しい中でインタビューに応じてくださったので,質問の仕方にもう少し工夫して密度の高いインタビューにすべきだったと反省している. // 志垣 沙衣子 (情報)

I only feel the time is too short to talk deeply about technologies and innovations. I think that’s the general problem for a company tour which the main goal is to get to know the general business and some directions of the company business. But still, the experience is valuable to me. Thanks HWIP. // Xiqian Zheng (ES)

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 自身の班のインタビューで得られた「イノベーションとは何か」、そして、他班のインタビューで得られた「どのような人がイノベーションを起こすのか」は、一般的に叫ばれているような内容が多かったが、やはり企業も同じ考えなのだということを知れたということがかなり大きな収穫だと思う。 // 田中 祐 (生命)

 チームの中で担当を決めて今回のインタビューに臨み,自身は訪問相手先と連絡をとることをメインで行った.そのなかでメールの書き方やアポのとり方など,必ずしも正しいとはかぎらないけれども,学ぶきっかけになったことがよかったし,実際に段取りをつけることができたのはよい経験だったとIMGP5380思う.反省点としては,一度シミュレーション等実際に相手をだれかにお願いして,インタビューするなどをしておけばと感じた.実際に考えて準備しておいたことで本当にいいのか,もう一度考える必要があるのではないかと感じた.能力的にできないこともないが,場当たりてきに行うと相手側にも失礼になると思うので,一度練習することをしておけばよかったと感じた. // 酒井 和紀 (基礎工)

 This course gives me a precious chance to interview the famous company. Also, I learned a lot about manners which I didn’t know before. From the interview, I find out that the innovation isn’t a unreachable thing, it is just in our life. But how to find it is an important problem.  //Gao Boqi (IST)MRA1_公開可

企業の方々にインタビューをするのが初めてなので、完全に自分たちの準備どおりの流れではなかった。やはり私たち学生と考え方が大分違うので、印象に残った。 // 孫 雨庭 (基礎工)

 I really love to visit a company. I learn a lot, even though the interview was on Japanese, the interviewe was really kind and nice. // ALEXIS JOSE MENESES CARNERO (ES)

 インタビューははっとさせられる内容で非常に有意義だったが、自分たちにできるイノベーションの話し合いが不十分なまま授業日を迎えてしまった。履修生は皆自分の研究で忙しく会って集まるのが難IMG_NICT_1公開可しいため、今後はオンラインツールを使って円滑に話し合いをするスタイルを確立していく必要があると思った。 // 畑中 恵茉 (生命)

イノベーションってつまり何なの?という状態で、実際に社会においてイノベーションを起こしてきた方へインタビューができたことは本当に得られるものが多かったです。インタビューを通して、研究なんて自分が面白ければいいと考えていましたが、自身が行っているような基礎研究を社会に求められるイノベーションに少しでもつなげていきたいと意識が少し変わりました。この思いが融合研究へも活かせたらと考えています。また、インタビュー内容については事前にもう少し内容を練るべきでした。発表に関しては当日まで誰が担当するかが決まらず、完全に準備不足でした。他の班より人数が多く、話し合いに全員が集まることが難しかったので、なかなか進みませんでした。人数は4人位がベターかと思いました。他の班の発表で次々に出てくるイノベーションのアイディアや発表スキルには感銘を受けました。// 德田 加奈子 (生命)