第四期生 セミナー合宿 ~思いっきり斉同熟議~

2016.4.8~10 奈良県天川村

第4期生を迎える4月、新入生ガイダンスを終えた4月8~10日(2泊3日)の計画で、奈良県天川村の施設にてセミナー合宿を行いました。これは1年次の必須授業である「ヒューマンウェアセミナー」の一部です。

新入生にとっては、プログラムのこと、同期生、そして先輩・先生を知り、親睦を深めるだけでなく、様々な分野から集まった人と議論をする能力を養う“斉同熟議”のスタートとなります。大学院生となり、今後の自身の目的や未来像の形成を始める機会の一つとして実施します。合宿には途中から1泊2日の予定で、先輩達(1~3期生)も加わり、研究科、そして学年を越えた交流が行われました。

この合宿では毎日、朝から晩までみっちりと頭を使って議論を行いました。正に斉同熟議であり、今年も終わった後にはみんなヘトヘトです。今年度の新入生も、やはり先輩の学年とは違ったカラーを持ち、とても元気があって志が高い面々が集まりました。この新入生同士の深い議論はもちろんのこと、さらに先輩との深い議論もみっちりと行われ、とても充実して楽しい合宿となりました。さてさて、ここから今年度も楽しんでいきましょう!

2016年度合宿の様子

合宿場、まさに適塾、寺子屋でした!その様子がわかると思います(もちろん留学生用にイスも用意しています)。

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[昨年のセミナー合宿の様子]   昨年の報告 >>

学生の声(レポートの抜粋)

佐竹幸大
合宿では、自分の様々な価値観を持った人が、自分の常識では考えられないような話をたくさんされていたので、自分の常識は全く他人の常識ではないこと、先入観を持たずに、常識を捨てるということがまだまだ出来ていないな、と実感した。また、聴講スタイルの講義は少なく、基本的には議論する形式の学習ばかりだったので答えのない問いに対して考え、表現する能力が身に付いた。また、限られた時間の中で意見をまとめる能力も身に付いた。

大石浩輝
自分の研究を専門外の他者に伝えるときに難しさを感じた。専門用語をわかりやすい言葉で置き換え、さらに自分の研究の意義を、自分の専門分野における新規で話すのではなく、一般的に見て何が新しくて、何が社会的に重要で、役に立つのかをイントロで話すことをしないと異分野の学生が話についていけないと感じた。今回の合宿での交流は、今後、融合研究を行っていく上で自分が何ができる人間で、そして、どのような融合研究をしたいか話し合うために、必要な練習になった。一回では身につかないはずなので、研究発表などを通じて、伝える力を身に着けていく必要があると思った。

都築拓
合宿をやることで,どんな感じの人がいて,皆さんだいたい何を考えているのかということを,話をしながら大まかに把握できたのは良かったと思っています.特に,他では中々出会えないような中々アクの強い先輩や同期などが,ちらほらプログラム中にいる事が分かり,今後の活動が中々楽しみになってきたわけです.今後は,それらの同期や先輩と,積極的に絡んでイカれた活動や研究をしていきたいなあと思ったのでした.

山中 夏生
3日間、同世代の学生と交流することにより、融合研究のイメージが具体的なものになった.自分の研究を異分野の人にうまく伝えることの難しさを学べた.脳科学・生物・情報分野といっても、様々な研究の仕方・目的があり、自分の研究と融合させるならば、こんな研究テーマができるかと思考するのが面白かった.もう一度、自分の考えをまとめて、彼らと議論したい.

下村 優
非常に楽しかったです。博士課程に行く同期が少ないので講義が始まる前にこうやって集まることができてとても刺激になりました。特に夜では普段の友達とは絶対に話さないような内容を何時間も話すことができましたし、話していて自分の分野とかけ離れたことが聞けたので非常に有意義となりました。また上回生との交流で先輩の凄さに圧倒され、今後の目標像みたいなものを見せつけられた感覚がして今後の励みとなりました。

三浦 太樹
予備知識を共有しない相手に対し自分の考えを伝達する能力は,専門の世界に閉じこもろうと思えばそれができてしまう今現在よりもむしろ数年?数十年後に社会に出てから数多く直面するであろうと思うので,今回の合宿において自己紹介とポスター発表で専門が異なる方を相手に自信の研究を発信し,即時にそのフィードバックをもらう機会をたくさん得た事は今回の合宿で一番ためになったと感じました.

大杉 清之
本合宿では、HWの同期生の人達や先輩方との交流を通し、今までにない体験談や知識を得る事が出来、自分の可能性をとても広げる事が出来たと思います。さらに、前向きな感情を持って周りと接することで、発展的な将来を描く事が出来るのだと学びました。自分の考えを、自分の頭でまとめる事も、この合宿で鍛える事が出来たと思います。また、人の意見を聞くだけでなく、自分の経験や知識をうまく表現し、相手に伝えること、加えて積極的に行っていくことの大切さも実感すること出来た合宿でした。

西山 周平
本合宿で分野の異なる様々な研究に触れることができたはずだが、自分の中でいまひとつ印象に残せていないことが残念だ。飲み会やディスカッションでもぼんやりと話を聞くばかりで自分の話はあまりしなかった。これは普段からそうなのであまり意識していなかったが、人の話を本当は聴いていないこと、いざ話そうとしたとき自分の意見がないことに気が付けてよかった。だからどうしようとは思わないのだが。まあよく笑ったし、楽しかったので満足だ。

辻 健太
自ら世界を作っていこうとする姿勢を学びました.参加者の方々の中で,実験都市の実現や生死の判定法などの大規模すぎるアイディアを持っていたこと自体が驚きでした.そして,大きな目標からトップダウン方式で研究テーマを決めていく姿勢に合理性を感じました.つまり,世界を実現したいという楽しさとストイック性がリーダーシップに変わっていく可能性があります.そして,世界実現に共感した人たちによってチームができれば,イノベーションに発展いくかもしれません.

坂本 昂輝
まず何より楽しかったです。人それぞれがユニークであり、その個性が衝突するかと思いきや、まるで融合するかのように親睦を深められました。
しかし、同時に自分の個性のなさを知り、自分をもう一度見つめ直さなければならないとも思いました。それでも個性が不明であれば、新たな自分を発掘するための挑戦を始めてみようと思います。
そして先輩方と接する中で、これから成長していくための指針を得ることができました。こういう人になりたい、この人のこの能力がすごい、と感じた点を吸収していけたらと思います。”

三田 真志郎
合宿を通して議論のできる仲間が増えたことが何よりもうれしいです。ヒューマンウェア履修性と議論していると、みな心の奥底にメラメラと燃える探求心と情熱があることが伝わってきました。一人では実現できないプロジェクトを協力して実現するすばらしい仲間ができることはお互いに取ってとてもワクワクすることで、モチベーションが高まることを実感しました。これから1+1=2となるのではなく、1+1=3以上になるような化学反応を起こしていくような人材になりたいです。

二ノ丸 雄大
合宿を通してHWIPの特色である「斉同熟議」を実践できました.普段意識を向けることのない事柄にも自分の持つ知識をフル活用して議論を進めていく過程で,その難しさと楽しさを知り,多様な意見を聞くことで自分の知的好奇心の扉がまた一つ開いたような感じがします.また,今まであまり周囲に理解されることがなかった意見でも真剣に話を聞き,積極的に議論を盛り上げてくれる先輩や同級生の有り難さを感じました.これから5年間楽しくなりそうです.

Xu Xueyan
The camp was really fun and I like the teachers very much. They are so much fun and adorable and always made us laugh. I also had a great time with students. We shared a lot of stories about life and research. At first, it was hard for me to explain my research in English or Japanese, so I felt not confident but my teammates kept encouraging me and gave me confidence and helped me to explain easier. I am very thankful for them. In addition, It was very interesting to listen to others` research and they inspired me to work hard with my research. I had a really great time during this camp.

藤元大河
自分の研究のポスター発表が合宿で最も印象に残った。ヒューマンウェアの先輩と1対1で自分の研究の紹介をした時に、相手の反応を見ながら話すことで、自分の研究のどこを面白いと思ってもらえるかというフィードバックを受けることができたことが良かった。また、ヒューマンウェア同期の研究の話を聞くと、いろんな人と自分の興味のある共同研究ができそうだと感じ、ヒューマンウェアは同じ方向性を持つ学生が集った良いところだなと思った。

西田 圭吾
異分野の研究をしている方々とディスカッションができて楽しかったです。ただし、情報系(特にネットワーク)の研究はあまりピンとこなかったりと、有意義なディスカッションを今後行っていくには基礎的な知識が足りていないことを痛感しました。結果的に、ディスカッションで楽しいと感じることができたのは、生命、脳、認知等の自分が多少過去に触れたことのある分野に留まってしまい、もったいないことをしたと感じました。

内田貴久
合宿ではHWのメンバと初顔合わせということで,当初は期待と不安が混ざった状態であったが,予想以上に刺激的で楽しいものであった.様々な議論の中で,人に考えを伝えることの重要性と難しさを改めて実感したのと同時に,ここで得られた経験を通じて,自分の研究テーマである対話システムを考える上で参考になることも発見することができた.今後も,多様な背景を持つ人との対話を通じて研究を深めたいと思った.

五島 剛
全体を通して議論だらけの合宿で、3日間でこんなにしゃべったのは久しぶりのことで、しんどくもあり、楽しくもありました。議論では、議題によって話しやすさが違って、例えば、リーダーシップについて議論していた時は、悩むこともなく様々な意見を言えましたが、融合研究についての議論については、普段あまり考えてなかったということもあり、あまり発言ができず、もっと様々なことについて普段から考えることが大切だと感じました。

畑中 岳
同期や先輩たちの発表や議論での様子を見て、僕には自分の意見を表現する能力が足りていないということを改めて痛感しました。プログラムの授業や活動を通じて、まずは論理的な日本語を組み立てるところから身につけたいと思います。風邪を引いてしまっており、声がうまく出なかったことが残念でした。このプログラムでは議論や発表が多そうなので体調管理には気をつけたいと思います。