第三回全国リーディング学生会議〜他者とつながり、課題を自ら見つけ出し、解決のアイデアを創出する

2015.6.20~21 北海道大学フロンティア応用科学研究棟(北海道)

6月20日から21日にかけて、平成25年度、26年度に続き、今年で第三回目の全国リーディング学生会議が開催され、全国から総勢112名のリーディング大学院生、本プログラムからは7名の学生が参加しました。昨年度の学生会議(熊本)で挙げられた『批判的思考力』『問題解決能力』というキーワードを踏まえ、今年度は『アイデア創出型ワークショップ』と銘打ち、世界が抱える様々な問題に対して、自らテーマを設定し、解決策を話し合いました。企業からのアドバイザーを多数交え、専門も国籍も異なる大学院生が互いの強みを活かしながら、2日間にわたって白熱した議論を行いました。

「自」を知り、「他」を学び、また「自」を知る。

会議冒頭のポスターセッションでは、互いを理解し、その後の議論をより充実させるために、事前に作成したポスターを用いて、各々のリーディングプログラムの特色について紹介し合いました。ポスター作成に際して「自分のプログラムを漢字1文字で表す」という課題が与えられました。本プログラムでは。「自主性」「自由」という特色から、「自」を選びました。
セッションを通じて感じたことは「いかにして独創的なプact20150620-1ログラムであり続けるか」ということでした。本プログラムが掲げる目標の一つとして「イノベーションの方向を変える」というものがありますが、他の多くのプログラムも同様のこ
とを目指しているのだと、セッションを通じて知りました。そこからまた、本プログラムにしかできないこと、情報、生命、基礎工の3つの学科が集まり、全く新しいテクノロジーを創造するという本プログラムの意義を見つめなおすことが出来ました。

 「他」とつながり、新分野を切り開くために

act20150620-2本会議が最も多く時間を割いたのが、2日間に渡るワークショップでした。1日目に行われたのは、現代社会の問題を3つ取り上げてグループ内で議論し、最も注目すべきテーマをピックアップする「課題発見ワークショップ」。固定観念にとらわれず、課題を自ら見つけ出していく能力の重要性は、特別講義の中で、毛利衛氏も繰り返し強調しておられました。2日目の「課題解決ワークショップ」では、そのピックアップされたテーマについて、1日目とは異なるグループ内でさらに深く議論し、各グループの提案する解決方法をプレゼンし競い合いました。2日目の特別講師のFleury氏から今後の科学においてはCommunicationの力が求められると述べられていたとおり、人種、価値観、専門分野などの壁を越えて行われた議論の中から、各々のバックグラウンドが融合した個性的な意見が多く挙げられました。志を同じくした全国のリーディング大学院生と、知を結集して解決策を導き出したという経験は、参加した私たちにとって財産となり、心に残りました。

自ら発想し、実行するということ

本会議は北海道大学のリーディング履修生主催のもと開催されました。「アイデア創出型ワークショップ」という着想や、特別講師の招待に始まり、専用ホームページの作成や当日の運営など、会議が円滑に進むための大胆な発想と細やかな気配りが随所に見られ、企画の実行力という面において、同じ履修生として大きな刺激を受けました。また本会議には企業の方も多数出席されており、リーディングプログラムの卒業生が社会で活躍する日を楽しみにしているとの言葉をたくさんかけていただきました。本会議を通じて得られた「つながり」(この言葉は毛利氏の講演の中で、communication, interaction, relationなどを包括する言葉として用いられました)は、私達に自分自身を見直すきっかけを与えるとともに、融合研究を進めイノベーションを起こすための大きな力を授けてくれました。

報告: (三期生)島谷 二郎、畑中 恵茉、村上 雅哉、田中 祐

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