「学生主体若手合宿研究交流会」を企画・運営
〜招へい海外学生も交え、総勢72名が意見交換

2014.7.9~11 KKR京都くに荘(京都)

「第8回学生主催若手合宿研究交流会」(生命機能研究科との共催)が、2014年7月9日~11日、京都で開催されました。今年は、履修生14名が参加。このうち、澤田莉沙さん、垣塚太志さん、Lee Le Shiさん、横田将志さん、日浅夏希さん、酒井智史さん、中村達哉さん、Zuben Brownさんの8人は、企画運営委員会の中心メンバーとして大活躍。日程調整、講師招へい、HP作成など、さまざまな面からマネージメントを行いました。プログラム構成は、例年通り、ポスターセッション・グループセッション・特別セミナー。しかし、その内容は、例年とはひと味もふた味も違っており、まさに、HWIP履修生の本領が発揮されたものとなりました。

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特に、グループディスカッションで行ったブレインストーミングは、これまでの合宿では見られなかった新しい手法。「科学はどう発展していくのか?」 「科学とは何か?」「人間とは何か?」「感情とは何か」の4つのテーマに対し、それぞれ4グループ(1グループ6人)を割り当act20140709-4て、意見を出し合うというものです。出されたすべての意見はカテゴライズされ、それをもとにディスカッションの方向性を決めていきます。ここでも、履修生は活発に議論を展開。特に一期生は、二度目の参加ということもあり、ディスカッションの中心となり積極的に意見を述べていました。それが、他の学生にも波及し、「連鎖反応」を起こしていたのは印象的でした。1日目はもじもじしていた学生が、3日目になると自発的に議論に参加するようになっていたのです。最終日のプレゼンテーションも寸劇やロールプレイングなど、各グループが趣向をこらし、とても新鮮な発表となりました。

また特別セミナーでは、Fred Hutchinson Cancer Research Center(米国ワシントン州シアトル)のPI築山俊夫博士と、広島大学大学院生物圏科学研究科准教授の長沼毅博士にご講演いただきました。築山博士は、合宿全体にご参加くださり、研究者として非常に興味深いお話をうかがうことができました。特に夜のセッションで話された米国のポスドクや大学院事情は、今後のキャリアを考えるうえで、貴重な情報となったに違いありません。一方、長沼博士の講演テーマは、極限環境生物と地球外生物、特に太陽系の惑星や衛星における生命存在の可能性について。HWIPや生命機能研究科では取り扱っていない全くの異分野の研究に、皆興味津々で耳を傾けていました。

この合宿が成功裏に終わったことで、履修生たちもマネージメントに自信をつけたようです。今後の活躍が大いに期待されます。

 履修生の声: 平岡陽花(二期生)
合宿で得た1番大きな収穫は、ポスター発表の経験でした。「自分の研究の1番おもしろいところ、相手に知ってほしいところはどこか」を見つめ直すよい機会になりました。さまざまな背景をもつ方々に説明し意見をもらえるというのはとても刺激的です。また、学会などに比べて気負わずにできるというのもよいところだと思います。英語学習という面でも、構えずにいろいろな人と話ができて楽しかったです。同じグループの上級生からフォローしていただけたり、外国の方々がとても気さくに話しかけてくださったりして、「通じなかったらどうしよう」という心配はあまりありませんでした。将来の学会発表のためにも、この合宿はとてもよいリハーサルになると感じました。

 履修生の声: 澤田莉沙(一期生・合宿運営委員)
act20140709-3昨年も本合宿に参加し、初めてのポスターセッションや英語でのディスカッションを経験することができて、たいへん有意義な合宿だったことを覚えています。今回は企画者側として、参加者全員が、去年の私のように有意義な合宿だと感じ取れるようにするためにはどうしたらいいのかを考えて、合宿を作りました。合宿を進めていくなかで、参加者たちが真剣に合宿を楽しんでいる光景を見ることができ、「これは成功した」と感じました。今回の企画に携わった経験は、今後の人生に必ず役に立つだろうと確信しています。