第二回全国リーディング学生会議
~「博士のEmployabilityと博士教育と社会との接続」について考える

2014.6.21~22 熊本大学薬学部キャンパス(熊本県)

平成25年度の第1回全国リーディング学生会議に続き、平成26年度もリーディング学生のリーディング学生によるリーディング学生のための会議が開かれ、今回は全国のリーディング大学院から100名を超える学生が集結し、日本の博士人材の在り方、特に社会に進出する博士人材における問題について議論を行いました。今年度は、熊本大学・九州大学・長崎大学のリーディング大学院生が協力して開催され、「イノベーションfrom九州」と題して、地方ならではの特徴やアイデアを活かしたディスカッションが行われました。

 博士人材の社会進出

日本は諸外国に比べると学生における大学院生割合が低く、さらなる経済発展には博士過程進学する学生を増加が望まれる一方で、専門分野によっては博士課程終了時に就職が決まっていない者の割合が30%前後とも報告されており、博士課程修了後の就職は困難であると見られがちで博士過程進学が進まない傾向があります。また企業によっては、博士号取得者の採用を敬遠する傾向があるということも同時に聞かれます。そこで、博士人材が日本社会で大きく羽ばたくにはどうしていけばよいのか、についてワールドカフェ・講演・パネルディスカッションを通して深く考えていきました。

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 多角的に見つめ、考える

act_p20140621_2ワールドカフェでは、カフェのようなリラックスした雰囲気の中で、メンバーを組み替えながらオープンに意見交換を行いました。あたかも参加者全員と話し合ったと思えるほどに、多様な考え方や視点を共有しました。講演・パネルディスカッションでは、文部科学省でリーディングプログラムの考案に携わった喜久里氏から、政府としてのこのプログラムにかける意図と期待を知り、佐賀県武雄市長として革命的な政策で地方から日本に影響を与え続けている樋渡氏からは、その実践に学ぶイノベーションを起こす心意気を学びました。

 日本、世界をリードする博士に

最後には各個人の交流をグループに持ち帰り、ぶつけact_p20140621_6合い洗練された主張を発表により共有しました。板書形式・記者会見形式など工夫を凝らした発表などもあり、熱のこもった意見が交わされました。さらに、学生だけでなく多数の企業・教育関係者が参加しており、「これからのグローバル社会で、日本をイノベ-ティブにしていくのは博士人材だ!」という主催者の想いを評価していただき、今後の活動向けたつながりを多方面に持つことができました。互いに触発され、これからのどのような博士になるのか、高い志しを持って活動しようと思わされる濃い2日間となりました。

【報告 : 基礎工学研究科 中西惇也】

act_p20140621_4履修生の声:Brown, Zubenさん

Going to the second leading program student conference was a good chance to discuss employment issues with other students and leaders of industry and academia. Although discussing future opportunities for work and how to enter the workforce are important I think that the student meeting has another equally important role, specifically, building connections with other students and professionals. I hope to build a network of likeminded scientists and professionals that I can draw upon in the future for collaborative projects and assistance with my professional (either in business or academia) career. In my mind, this aspect of joining conferences is every bit as important as the contents of the conference. I would strongly suggest to all students, both in leading programs or not, to attend as many conferences and workshops as possible, so that together we can build both national and international contacts.

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