初めての海外研修
〜2014年2月27日〜3月1日マンチェスター大学を訪問。学際研究と今後の協力について意見を交換。

2014.2.27〜3.1 マンチェスター大学(英国)

2014年2月27日~3月1日の3日間、HWIP教員4名(藤原融教授・若宮直樹教授・石井浩二郎准教授・中野准教授)と履修生6名(中西惇也さん・中村達哉さん・古林太郎さん・芝井厚さん・日浅夏希さん・Zuben Brownさん)がマンチェスター大学(英国)を訪問しました。マンチェスター大学は、これまでに数多くのノーベル賞受賞者を輩出している、世界トップレベルの研究機関です。また、学際教育においても実績があり、人材育成にも注力しています。今回の研修は、このような実績ある大学と学際研究・教育に関する意見交換や情報共有を行うことを目的にして企画されました。

act_p2_20142271初日および2日目の午前は、マンチェスター大学附属マンチェスタービジネススクールの副研究科長(Vice President of Research)である Jakob Edler教授、同所属のSally Randles教授、およびマンチェスター大学の副研究科長(Associate Vice President of Research)Matthew Lambon Ralph教授より、イノベーション政策や戦略、イノベーションを促進するための大学院プログラムについて説明を受けました。学際研究によりイノベーションの創出をめざす履修生には参考になる点が多くあり、意義深いものになりました。

act_p2_201422722日目の午後は、Doctoral student workshop。参加した6名の履修生全員とマンチェスター大学の大学院生4名が自身の専門研究についてプレゼンテーションを行いました。中西さんはロボットを使った人間らしいコミュニケーションについて、中村さんはWikipediaのテキストマイニングやページ類似度の定量化について、古林さんはRNAの共進化実験について、芝井厚さんは大腸菌の進化実験について、日浅さんは生物の代謝系の理解や代謝物質の生産について、 Brownさんはリーリン(Reelin)というタンパク質の研究について発表した。さらに、芝井さんと日浅さんは、HWIPで進めている融合研究プロジェクトも紹介しました。多くの履修生にとって海外での研究発表が初めてであったにもかかわらず、堂々と英語で発表し、また、活発に議論することができました。同時に各履修生が多くの課題を発見しており、今後克服していくものと思われます。

履修生の声

中西惇也さん
「私にとっては初めての西洋圏への渡航であり、語学面・文化面・教育面において非常に収穫の多い研修となりました。特にマンチェスター大学での教育制度やその歴史を知ることで、日本の教育制度の利点・欠点を改めて見つめ直し、自分がこれから研究あるいはこのプログラムを通した博士課程をどのように歩んでいくかについて、その先を見据えながら考察することができました。マンチェスター大学ビジネススクールの学生との交流では、分野はヒューマンウェアプログラム内以上に離れていましたが、イノベーションという大きな目標に対して、互いの価値観・視点が互いを刺激してブレイクスルーを生み出すだけでなく、協力が技術を社会に送り出すという流れ全体を覆うことができることで、イノベーションをもっと俯瞰的に見渡せるのではと思えました。今後、双方にとってより有益な交流のあり方を模索していきたいと思います」。

日浅夏希さん
「MIoIRの学生は、アウトリーチ活動を国際的に推進しているという点で、HWIPの活動とは違っていました。アウトリーチ活動の充実によってコミュニケーション能力の上達なども望まれるため、私たちも取り入れていきたいと思いました。また、今回の訪問では博物館を訪れる機会があったのですが、どの博物館も非常に規模が大きいことに驚かされました。日本は英国に比べて博物館の数が少ないのが現状です。歴史を保存するためにも、英国のシステムに学ぶ点は多くあるのではないかと感じています。」

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