「斎同熟議」を極める
~沖縄で第一期履修生の合同合宿実施

2013.12.18〜21 沖縄 (沖縄科学技術大学院大学、沖縄美ら海水族館バックヤード、他)

互いを知り、己を知り、そして無限の可能性を知る

act_p20140130_22013年12月18日から21日までの4日間、本格的な「斎同熟議」の実施と、外部の卓越した「学舎」環境を知り学ぶことを目的とした合宿が沖縄で行われました。 履修生はちょうどPre-QEを済ませたところで、合宿への気合いは十分。気温5度の大阪から気温23度の沖縄へ一気に飛び抜けました。 到着後、休む間もなく早速、自己研究紹介。参加24名全員が互いに発表者となり聴衆となり、研究説明と熱のこもった議論を繰り広げました。 その熱もさめやらぬまま、新たな融合研究テーマの検討へと突入。各自が自由にグループを組み、そのメンバーならではの斬新な切り口とアプローチでテーマを模索しました。互いの研究特性を理解したうえで、創造力あふれる研究プランとアイデアを生み出そうと、皆が必死に知恵を絞りました。メンバーは一定時間ごとにシャッフルされ、新メンバーで再び融合研究テーマの考案をゼロから試みるということを3度繰り返し、密度の濃いブレインストーミングとなりました。act_p20140130_3最終的には、合議による本当のグループ分けを実行し、個性あふれる4つのグループが出来上がりました。 その後は、ただひたすら「斎同熟議」の繰り返し。各グループに分かれて、融合研究テーマのプラン作りとそれを熟成させる話し合いが、初日も二日目も空が白むまで延々と続けられました。

プロフェッショナルの技

act_p20140130_4融合研究の議論の合間を縫って、二日目には沖縄美ら海水族館のバックヤードを見学。どんなふうに魚が新たに水族館に運び込まれ、どんなふうに飼育環境が調節され、どんなふうに弱った魚に処置が施され、どんなふうに生態の観察や研究が行われているのか。魚類チームのリーダー野中博士と研究第一課課長の佐藤博士に特別にご対応をいただきました。大水槽への給餌の水上観覧などを通じ、普段目にする水族館の表の顔とはひと味違った、プロフェッショナルな裏の顔を肌で感じることができ、とても貴重な体験になりました。美ら海水族館には、自然の素晴らしさ、沖縄の海の素晴らしさと、それを多くの人に素直に伝えたいという意識が満ちあふれていました。

OISTに学ぶ

act_p20140130_6三日目には、沖縄科学技術大学院大学(OIST)を訪問。国際化された教育研究環境や最先端施設はもちろん、神経計算ユニットの銅谷賢治先生の研究室も見学させていただきました。OISTに広がる風景はまるで外国。少人数の学生を多彩な教員と先進の研究環境でサポートする体制に感銘を受けました。その後、OISTの学生と共に銅谷賢治教授と本プログラムの担当教員四方哲也教授の特別講演を受講。今回の訪問により、OIST学生と交流が深まり、共同研究の足がかりとなることが期待されます。

融合研究に向けて

act_p20140130_7最終日には、それぞれのグループが合宿中に考案した融合研究プランを発表。「動物の群れをコントロールする生物模倣ロボット」「Optical Bio GATE」「黙ってくれへんおばさん」「エイの模倣による水中ロボットの開発」の4つのタイトルが挙げられました。発表ではグループのメンバー全員がプレゼンテーターとなり、鋭い質問やストレートなコメントと応答など、伸びやかで活発な議論が繰り広げられました。この合宿によって刺激され高められた融合研究への意識が、成果として如実に表れた時間でした。今後のさらなる発展が楽しみです。